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タイトル:クレマチス展

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  キャッチコピー:守り 伝える 原種の美 写真:クレマチス カザグルマ

サブタイトル:展示の概要

主催・会場
筑波実験植物園(茨城県つくば市)
期間
2010年5月1日(土)~6月6日(日)
*この展示は終了しております。
開園時間
午前9時から午後5時まで(入園は午後4時半まで)
入園料
一般300円、高校生以下・65歳以上は無料
休園日
月曜日(ただし5月3日は開園、5月6日は休園)
協力
日本クレマチス協会

サブタイトル:トピックス

  • 6/7
    2010年度クレマチス展はご好評のうち終了いたしました。
    ありがとうございました。

写真:カザグルマ(茨城・内原町東産)

 

ページタイトル:クレマチス展について

 西洋医学の伝道者として名高いシーボルトらによって日本原産のカザグルマ、中国原産のラヌギノーサテッセンなどがヨーロッパに渡りました。とくにカザグルマは1850年代のヨーロッパで多種との交配親として重用され、今日のクレマチス発展に大きな役割を果たしたました。交配親として世界中で親しまれ、茶花や伝統工芸品の描画題材にされてきたカザグルマですが、日本から朝鮮半島に限られて分布する絶滅の恐れがある種です。本企画展では、絶滅危惧種カザグルマを中心とした野生種(原種)のコレクションを展示するほか、園芸品種もあわせて、約200種類のクレマチスおよそ1200株を公開いたします。

野生種カザグルマ2
野生種カザグルマ3

サブタイトル:クレマチスとは

 一般的に「クレマチス」と「テッセン」は同じものと考える人が多いようですが分類学的には「クレマチス(Clematis)」は属(園芸品種を含む 約2800種類全体)を指すラテン語の学名で、和名のテッセン(鉄線)はこの中の1種(学名:Clematis florida)をさします。つまりテッセンは学名にするとクレマチス家のフロリダさんで、クレマチス家は約2800種類の大家族です 。

日本文化に根付いたテッセンの名のイメージは「細い蔓に皿状の大きな紫色の花をつけるもの」を指すことが多いようです。よってトケイソウもテッセンの仲間と思っている人もいますが、分類学的にはオシベとメシベ多数のキンポウゲ科とオシベ5本とメシベの花柱3本のトケイソウ科(多数のおしべのようなものは副花冠)に属し、まったく異なるものです。さらに本物のテッセンは花がやや小型の白色でオシベやメシベが弁化した植物を指すので、このイメージのものはカザグルマかC.ラヌギノーサの性質を受け継いだものと思われます。どこかで実体とイメージがずれてしまったものですが「テッセンの仲間=クレマチス」には間違いありません。
 このグループは世界ではクレマチス属、日本ではセンニンソウ属、中国では鉄線蓮属といいます。
クレマチス家の家族たち(クレマチス園)
シロバナハンショウヅル

シロバナハンショウヅル

クサボタン

クサボタン

カザグルマ系 カザグルマ系

カザグルマ系

ジャックマニー系

ジャックマニー系

ラヌギノーサ系

ラヌギノーサ系

アトラゲネ系

アトラゲネ系

モンタナ系

モンタナ系

インテグリフォリア系

インテグリフォリア系

テキセンシス系

テキセンシス系

ウィティケラ系

ウィティケラ系

クレマチス家の家族たち(熱帯雨林温室)
キイセンニンソウ

キイセンニンソウ

リュウキュウボタンヅル

リュウキュウボタンヅル

ムニンセンニンソウ

ムニンセンニンソウ

*時期によりご覧いただけない花がございます。
 

ページタイトル:イベント

*このページの展示、イベントおよび販売コーナーはすべて終了しております
日本の野生種写真展 *終了
三池田氏による写真 写真提供・解説 三池田 修
詳細:ほぼ全種類のクレマチスの写真と解説を展示します。
展示案内 *終了
-- 5月1日(土) --
13:30-15:00
松本 定(筑波実験植物園)
詳細:カザグルマの遺伝的多様性と保全の話を中心に、クレマチス属の野生種と園芸品種の地植え展示会場にてご案内します。
セミナー *終了
-- 5月9日(日) --
○13:00-14:20
クレマチス属の自然史「種の多様性と遺伝的多様性」

三池田 修(都立神代高等学校)

詳細:クレマチスとは?クレマチス属の位置付けと分類をDNA系統から解説します。
○14:30-15:50
クレマチスの園芸文化史「クレマチスの魅力」

竹内博(日本クレマチス協会)

詳細:シーボルトによってヨーロッパに紹介されたカザグルマ類を中心に園芸品種がたくさん作られました。その魅力と栽培育種をお話します。
-- 5月30日(日) --
●13:30-15:00
「クレマチスの多様な花の色を探る」

岩科 司(筑波実験植物園)

詳細:花の色物質、フラボノイドから多様なクレマチスの花の色を探ります。
●15:00-16:00
「絶滅危惧種カザグルマの変異と保全」

飯島 眞(東京大学保全生態学研究室)

詳細:日本各地におけるカザグルマの変異と保全への取り組みについてご紹介します。
クレマチス販売コーナー *終了
クレマチスの苗や鉢物、季節の植物を販売します。
 

ページタイトル:交通・アクセス

お車でのアクセス
常磐自動車道 桜土浦I.Cから北(筑波山方面)へ約8km
電車・バス
つくばエクスプレス「つくば駅」より関東鉄道バス「テクノパーク桜循環」行きにて「筑波実験植物園前」下車、徒歩3分 ※つくば駅から約3km

>> 詳しくはこちらからご覧頂けます

 

ページタイトル:その他

無料入園日 *終了
5月4日と5月18日は無料入園日です。
*毎週月曜日は休園日です。5月3日は開園いたします。ただし、5月6日(木)は休園とさせていただきます。
筑波実験植物園の利用案内(詳細)

かはく生物多様性シリーズ2010
生物多様性
2010年は国際生物多様性年
筑波実験植物園は、かはく生物多様性シリーズ2010関連施設です。

お問合せ等
国立科学博物館 筑波実験植物園
TEL:029-851-5159
Accsess:〒茨城県つくば市天久保4-1-1