サクラソウ咲く景色、ふたたび

かつては日本各地で春先にピンク色の可愛らしい花を咲かせていたサクラソウも、現在は絶滅危惧植物に指定されています。身近で愛されてきた野生種が起源となり、これまで多くの園芸品種が作られてきました。以前のようなサクラソウが咲く景色を求め、各地で地道な保全努力が続けられており、最近で は新たに見つかったサクラソウ自生地の保全対策も行われ始めています。今年のさくらそう展では、野生サクラソウの保全の現状を紹介するとともに、筑波大学が保有する園芸品種の中から100品種以上を展示します。
日本各地のサクラソウ写真「筑波実験植物園と筑波大学とサクラソウの話」筑波実験植物園は、「植物多様性を知る、守る、伝える」を目標に、様々な活動をしています。植物の保全を行うためには、研究によって植物の特性や実体を知り、栽培保存によって守り、それらを多くの方に伝えることがとても重要で、植物園の大切な役割でもあります。筑波大学で行われているサクラソウのプロジェクトは、確実な栽培保存のもと、精力的な研究によって十分な知見が得られている優れた事例です。筑波実験植物園は、この成果を多くの方に「伝える」ことが、とても意義のあることと考え、毎年この企画展を共同開催しています。

さくらそう展概要

日時 4/20(土)~4/29(月・祝)
※ 会期中休園なし
開園時間 9:00~16:30
※入園は16:00まで
開催場所 筑波実験植物園
入園料 一般 : 300円
高校生以下・65歳以上 : 無料
団体 : 200円 (20名以上)
リピーターズパス : 年会費1000円

イベント

講演会「サクラソウ野生集団の保全」
定員 : 40名
※予約不要
日時 4/27(
13:30~15:00
講師 吉田康子(神戸大学)
集合場所 13:20に教育棟にご集合下さい

サクラソウの保全について学ぶ、講演会を開催します。

展示案内
※予約不要
日にち 時間 講師 集合場所
4/20( 13:30~14:30 大澤 良
(筑波大学)
教育棟
4/21( 水田 大輝
(筑波大学)
4/28( 半田 高
(明治大学)
4/29(月・祝 水田 大輝
(筑波大学)

専門家による展示案内を開催します。

サクラソウの販売
日時 会期中全日
9:30~16:00

サクラソウも販売しております。(なくなり次第終了)
栽培カレンダー無料配布。

アクセス

独立行政法人国立科学博物館 筑波実験植物園

所在地 茨城県つくば市天久保4-1-1
お問合せ (代表) 029-851-5159
(FAX) 029-853-8998

土日・祝日はサイエンスバスツアー!1日乗車券[大人500円・小人250円]で、乗り降り自由 TEL:029-863-6868