こうじときのこが手をつなぐ!?「きのこ展2013」-筑波実験植物園- 筑波実験植物園TOPへ きのこ展2013トップページへ

2013/10/22(火)

天気良好、でも雲行き怪し...

みなさんこんにちは。きのこ担当の保坂です。

平和な月曜日が過ぎ、本日は火曜日。朝からきのこ展の準備に追われています。今日は中学生が150人以上やってくるのです。目的は植物園での保全・研究活動を学ぶことと、なんといっても「きのこ展」を見学することです。

というわけで、保坂・細矢・大村の3名も、中学生のために走り回りました。きのこ展示を案内し、コウジカビの説明、会場間の移動、と目が回りそうな忙しさです。

中学生はいろいろなことに興味を持つ時期だと思いますが、実は博物館や植物園などの自然科学系の施設にとっては、一番惹きつけるのが難しい対象でもあります。小学生のときはしょっちゅう博物館・植物園に通っていたとしても、中学・高校と進むにつれて来なくなってしまう人が多いのです。

コウジカビの説明の様子

ですから中学生が興味を持って来てくれるのは大歓迎。これがきっかけになって、この中の一人でも「きのこ研究」の道に進んでくれるようなことがあれば、しめたものです。そうでなくても、植物園の面白さ、きのこの奥深さについては伝えることができたのでは、と思います。

今回の案内で僕が担当したのは野生きのこ展示場のみですが、巨大なきのこや臭いきのこ、大量に胞子を噴出するものや、猛毒きのこを触って匂いをかいで(安全の範囲内で)、にぎやかにしている様子を見ると、全員がきのこマニアになる要素は十分に持っているな、と感じました。

お昼の展示案内を含めると、ぶっ続けで4時間ほどしゃべり続けてほっとしたのもつかの間。なんだか雲行きが怪しくなってきました。空は暗いし、なんだか少しポツポツと来ている気が...

それもそのはず。また台風...しかも今度は1つだけでなく2つの台風が同時に日本列島に向かっています。いままでも悪天候が付き物だったきのこ展ですが、まさか2つの台風が同時に、しかも週末にかけて来ることになるとは!いったいきのこ展には無事に終われるのか?台風が直撃しなかった際には、みなさん、こぞってきのこ展にお越しください。