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2013/12/26(木)

空の下だともっと痛い!?トゲ植物!

育成管理室の二階堂です。
痛覚にうったえかける「トゲ植物」の紹介です。展示では安全にじっくりと見られるように、30㎝立方のアクリルケースに入れています。

トゲ植物展示

植物をコンパクトに切ったので、若干本来の迫力が失われているものがあります。せっかくですので、いくつか現場での姿と対比をしてみましょう。


まずはカラタチです。現場では生垣仕立てで、絶対に外から人を入れない意気込みが伝わってきます。ミカン科の植物で、写真中央に小さい黄色い実を付けています。こちらも人をよせつけないほど酸っぱいです。

カラタチカラタチ

つぎは私が現場でもっとも嫌うジャケツイバラです。名前の通り、大量の蛇がクネクネと結ばれたかのようなイバラです。恐怖の逆トゲに絡まれまくって身動きが取れなくなった私を想像してください。実際にそうなるのです・・・。

ジャケツイバラジャケツイバラ

つづいてサボテンです。展示では小さい鉢ですが、サバンナ温室では数十㎏の巨大な玉サボテン「キンシャチ」が息まいています。写真右上のひときわでっかい大玉が、なぜか私のお尻を良く刺します。

サボテンサボテン

最後はサイカチです。太くなった幹ほどトゲを激しく出します。樹齢によって増す積年の何かが、そうさせるのでしょうか。その迫力におののきます。

サイカチ サイカチ

サイカチからもう一つ。こちらの果実はアワのでる洗剤植物としても紹介をしています。果実はマメ科特有の莢(さや)状で、この時から何かに悩んでいるのかねじれています。

サイカチ果実サイカチ果実

現場では空を背景に鈴なりでぶら下がっており、風が吹いた日には集団でクルクルと踊ります。とても不思議な光景で、私はその視覚催眠によって元気になったり、忘れていた仕事を思い出したり、また、酔ったりします。

サイカチ

「さわろう!植物展」の中にあって、さわれない展示の「トゲ植物」ですが、視覚や想像を働かせると、どことなく「トゲにさわった」感を得られるかと思います。また、現場に生育する植物もご覧になられるとより一層その植物が理解されることでしょう。
ぜひ展示会場から屋外へも足を運んでください。

空の下でもトゲ達がお待ちしております。