水草展2017ブログ
筑波実験植物園

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2017/7/24(月)

みんなで植える水草水槽

こんにちは,筑波大学の海野です。
水草展開催まで一ヶ月を切り、展示準備もいよいよ大詰めとなってきました。

今回は,今年の水草展で新たに登場した企画「みんなで植える水草水槽」についてのお話です。
これは,来場されたみなさんに水草を植えていただき、会期終了までに水草水槽を完成させよう!という体験型のイベントです。そして,水槽の写真は水草展HPトップに毎日掲載されますので、植え終わってからも水槽の変遷の様子をぜひチェックしてみてください。

お子様からお年寄りの方まで、ぜひとも多くの方に植えていただきたいので、
水槽は縦横が90 cmの正方形で植えやすいように高さは36 cmと低めのものを特注しました!(その大きさをお伝えしたかったのですが、いい写真を用意できませんでした…ごめんなさい。)

そして現在、植える水草を鋭意栽培中です!
かなりの数まで増やさないといけないので、作業中は水草業者になった気持ちでがんばっています(笑)

現在アクアリウム用の14種類の水草を金魚すくい用のたらいをさらに大きくしたような、 このFRP水槽で栽培しています。今回は、その中から3種を紹介したいと思います。

これはグリーンロタラと呼ばれる水草で、緑の葉脈が美しいですよね。 このように茎の節から葉が出ている水草は有茎草と呼ばれ節から脇芽が出てくるのでカットすることで増やすことができます。

次はルドウィジア・グランデュローサという赤い色が魅力的な水草です。
水草展開催時にはさらに鮮やかな赤色になるようがんばりますのでお楽しみに! (写真に写りこんでいるのは優秀な藻類掃除担当のミナミヌマエビ君です。笑)

最後は、エキノドルス・テネルスという背丈の小さい水草です。
この水草は、写真真ん中の横方向に伸びているランナー(地下茎)によって株を増やしていきます。右側の小さい株が新たに増えたものです。

水草水槽をつくることを通じて、水草の新たな楽しみ方を知っていただけたら嬉しい限りです。
また、正直たくさんの方々に植えていただくとどのような水景になるのか全く予想がつきませんので、我々も楽しみにしております。
この前代未聞のイベントにあなたも挑戦してみては?