筑波実験植物園
世界最大の蘭が筑波実験植物園で見ごろです

水生植物温室で開花しています》


グラマトフィルム・スペキオスム 
Grammatophyllum speciosum

グラマトフィルム・スペキオスム(Grammatophyllum speciosum)は、世界でもっとも大きいランです。自生地では茎の長さが7メートルあまり、植物体の重さは2トン近くになることもあります。ひとつの株に10,000輪が咲いた記録もあります。
東南アジア、ニューギニア、ソロモン諸島の低地の木の幹に生える本種は、日本でめったに開花することがありません。自生地でも開花は気まぐれで、数年にいちどしか咲かないことがふつうです。 筑波実験植物園では、遺伝子情報からラン科の進化の道筋を明らかにする研究を進めていますが、グラマトフィルム属はシュンランの仲間であるシンビジウム(Cymbidium)属にもっとも近いことが明らかになっています

グラマトフィルム・スペキオスムの花

花のアップ(2006年1月6日撮影)

グラマトフィルム・スペキオスムは花系の下から順に開花します

花茎の下から順に開花
(2006年1月18日撮影)

グラマトフィルム・スペキオスムは人の背丈をはるかに越える花茎を伸ばします

人の背丈をはるかに超える花茎が伸びている
(2006年1月6日撮影)


 
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