ソテツ

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

ソテツ 

学 名

Cycas revoluta Thunb. 

科 名

ソテツ Cycadaceae 

園内の花

解 説

2常緑の低木で幹は柱状、高さ2-4m、径20-30cm。表面は枯死した葉柄の基部に覆われている。葉は茎頂に集まってつき、長さおよそ1mの1回羽状複葉、表面は深緑色で光沢がある。花は6-8月に雌雄異株。ソテツの精虫を発見したのは、1896年、当時東京農科大学(現東京大学農学部)の講師であった池野成一郎である。同年イチョウの精虫も発見され、これによってソテツ科とイチョウ科の分類学上の位置が確認された 

研究者ノート

ソテツのなかま(ソテツ目植物:Cycadales)は1億5千万年以前の中生代中期にもっとも栄えた裸子植物で、その形態や生殖様式が原始的であることから「生きた化石」とよばれています。ヤシに似ているため、学名もドームヤシのギリシャ語[Koikas]に由来すると考えられています。しかし、ヤシは被子植物で、ソテツはイチョウやマツと同じように裸子植物ですので、両者は系統学的にかなり遠縁で、いわば他人の空似です。(國府方吾郎) 

自然分布

九州(宮崎県以南)・琉球・台湾・中国大陸南部。 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

種子は食用にできる。漢方では薬用にする。 

園内区画

教育棟、圃場、温室周辺 

「おすすめ」
登場回数

14

スタッフによる今週のおすすめで紹介された回数を表します。

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  • 果実

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  • 葉 全形

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