ドイツトウヒ

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

ドイツトウヒ 

学 名

Picea abies (L.) Karst. 

科 名

マツ Pinaceae 

園内の花

解 説

モミとドイツトウヒとの見分け方は前者の小枝は滑らかであるのに対して後者は小枝にも深い溝ができること、前者の球果が直立するのに対し、後者は直立または下垂すること、モミの若葉の先端は二裂するが、ドイツトウヒは2裂しないことが挙げられる。 

研究者ノート

クリスマスツリーといえばモミの木、と思われがちですが、クリスマスツリーによく使われるのはこのドイツトウヒです。ヨーロッパ北部~中央部に分布する本種は、トウヒの仲間で、モミとは属が異なります。見た目は良く似ていますが、トウヒは球果(マツボックリ)が下向きに垂れ下がり、モミは上向きに立ち上がることで区別できます。ドイツトウヒは大きいものでは高さ50メートル、幹径が2メートル以上にもなることが知られ、材は建築材やバイオリンなどの楽器に使われます。100を超える園芸品種が知られ、日本では防雪林や庭木として植林されています。(堤千絵) 

自然分布

ヨーロッパ~シベリア 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

モミとともにクリスマスツリーの主流として利用される。モミとして市販されることもある。 

園内区画

中央広場 

「おすすめ」
登場回数

3

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