ハンノキ(ソロバンノキ, ハノキ)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

ハンノキ(ソロバンノキ, ハノキ) 

学 名

Alnus japonica (Thunb.) Steud. 

科 名

カバノキ科 Betulaceae 

旧科名

BETULACEAE カバノキ 

園内の花

解 説

湿った土地に生える、高さ15-20mの落葉高木。樹皮は暗灰褐色で細かく割れ、はがれる。葉は卵形状長楕円形で、鋸歯があり、やや革質、表面は無毛で、裏面は始め毛があるが後に無毛となる。雌雄同株で、葉の出る前に、前年枝の先に2-5花の雄花がつき下垂し、雄花の花序より基部の葉腋から1個ずつ雌花がつく。果穂は長さ1.5-2cmの楕円形。堅果は扁平で、両側に狭い翼がある。 

研究者ノート

チョウをはじめとする昆虫の幼虫の多くは、限られた植物だけを食べて成長することができます。アゲハチョウとミカン、モンシロチョウとキャベツの関係でおなじみですね。
水生植物区の池の周りにたくさん生育しているハンノキの若葉だけをえさにしているのは、金緑色に輝くとびきり美しいチョウ、ミドリシジミの幼虫です。ミドリシジミの成虫が現れるのは年に一度、初夏だけ。7月には卵を残していなくなってしまいます。美しい緑色のはねはオスだけが持っており、これを見せつけることでメスを呼ぶようです。
ミドリシジミはおもに朝夕に活動します。閉園間際の時間、池の木道を注意して歩いてみて下さい。ちょっぴり幸運なら、ちらちらと緑色を見え隠れさせて飛ぶ小さなチョウに出会えるでしょう。(奥山雄大) 

自然分布

北海道・本州・四国・九州、中国・アジア(東北部) 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

川などの護岸目的で水辺に植栽されることが多い。肥料木としての効果もある。材は建築材や器具・家具材などに、樹皮や球果を染料やタンニンをとる原料として利用する。 

園内区画

山地草原(低地性)砂礫地植物(山地性)暖温帯落葉広葉樹林1水生植物 

「おすすめ」
登場回数

48

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  • 花

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