カラタチ(唐橘)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

カラタチ(唐橘) 

学 名

Poncirus trifoliata (L.) Raf. 

科 名

ミカン科 Rutaceae 

旧科名

RUTACEAE ミカン 

園内の花

解 説

枝は緑色扁平で稜角をもち、長さ1-7cmの太いとげを有する。革質の葉は3出で互生する。葉柄は長さ1-3cmで翼をもつ。小葉は卵形-楕円形または倒卵形で長さは2.5-6cm、先端は円く頂部は少しへこみ、基部はくさび形で縁は鈍鋸歯をもつ場合がある。春に、葉に先立ち前年枝に径3.5-5cmの黄白色の花をつけるが、やがて黄色を帯びる。花は5弁で香気があり、花柄を欠く。果実は球形で有毛、黄熟し、径3.5-5cm。染色体数は2n=18。 

研究者ノート

葉は互生する3出複葉。白い花には芳香があります。和名はカラタチバナの略されたもの。耐寒性が強く丈夫で柑橘類の台本に用いられます。しばしば生垣に植えられますが、あまりに刺が鋭くて危険です。この剌はどの器官に由来するのか理解に苦しみました。剌は明らかに葉から出ます。そして同じ節で、剌のさらに内側に小枝が伸びているのもあります。結局剌はこの枝の第1葉が変化したと考えるのが正解のようでした。(八田洋章) 

自然分布

中国原産 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

生け垣として暖地で広く利用される。古くから日本に伝えられ、各地で栽培されている。ミカンの台木にし、柑橘類との交配も試みられ、属間雑種が育成されている。Citrus sinensisとの属間雑種はCitranges, ダイダイCitrus aurantiumとの雑種はCitradiasと呼ばれ、同様にミカン類の台木に利用される。またCitrangeとキンカンFortunellaとの雑種としてCitrangequatが得られている。カラタチやミカン類の成熟直前の果実を輪切りにしたものを枳殻と呼び、薬用(健胃、利尿)とする。またカラタチの未熟果を乾燥したものを枸橘といい、同様に薬用とする。熟果は飲料にし、マーマレードを作ることもある。 

園内区画

温帯資源植物 西温帯資源植物 東 

「おすすめ」
登場回数

5

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