シュンラン(ホクロ, ジジババ, オジーオバー)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

シュンラン(ホクロ, ジジババ, オジーオバー) 

学 名

Cymbidium goeringii (Rchb. f.) Rchb. f. 

科 名

ラン Orchidaceae 

旧科名

ラン ORCHIDACEAE 

園内の花

解 説

地下には太い根が何本ものびている。この根は菌根と呼ばれ、なかに菌糸という細い糸のようなものがあり、これと栄養のやりとりをして生きる。葉は濃い緑色で固く、ふちに小さな鋸歯がある。花は薄緑色で、真ん中にある唇弁は白く、紫色の斑点がたくさんある。そのため、別名ホクロという。またの名をジジババとかオジーオバーという。花を横から見ると、真ん中から雄しべと雌しべがひとつになったずい柱がつき出ている。ずい柱のすぐ下に唇弁がある。ずい柱はおじいさん、唇弁はおばあさんで、2人が抱き合っている姿に見える。おじいさんの頭に髪はなく、背中が曲がっているように見えるだろう。 

研究者ノート

里山の春を告げるシュンラン。セミのような、ちょっと変わったライフスタイルをご存じでしょうか。種子は発芽しても、葉を出しません。地下に潜ったまま、イモムシのような節のある茎を伸ばし続けます。光のない地下で育つのは、生育に必要な栄養を、茎に入り込んだ菌からもらっているからです。そして数年後、満を持して初めての葉を地上に広げるのです。日本全国、そして朝鮮半島、中国、台湾の、明るい落葉広葉樹林やアカマツ林に見られます。(遊川知久) 

自然分布

北海道・本州・四国・九州・琉球/朝鮮半島・中国・台湾の、明るい落葉広葉樹林やアカマツ林 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

観賞用として庭植え、鉢植えに利用される。また、花の塩漬けを茶に入れる。 

名前の由来

早春の時期に咲くランの意味。 

園内区画

園内自生、山地草原(低地性)筑波山の植物、実験温室・準備温室 

「おすすめ」
登場回数

18

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