キリンソウ

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

キリンソウ 

学 名

Phedimus aizoon (L.) 't Hart var. floribundus (Nakai) H.Ohba 

科 名

ベンケイソウ Crassulaceae 

園内の花

解 説

多年草。太い根茎から肉質で円柱形の茎が伸び、高さ5-60cmになる。葉は互生し、縁に鋸歯がある。茎の先端に黄色の花が多数咲く。 岩磯地(山地性)区画の岩や火山砂の上はこの黄色い花でおおわれている。葉や茎は多肉質で、転がしておいても根づき、乾燥にはたいへん強い植物。冷温帯から暖温帯にかけ、海岸や山のその場に生育し、わずかな腐植土を利用している。染色体基本数16に基づく、多くの倍数体が知られ、多様な生育環境と形態変異の大きな種類である。 

研究者ノート

岩礫地(山地性)区画の岩や火山砂の上はこの黄色い花でおおわれています。葉や茎は多肉質で、転がしておいても根づき、乾燥にはたいへん強い植物です。冷温帯のカムチヤッカから九州などの暖温帯にかけ、海岸や山の岩場に生育し、わずかな腐植土を利用しています。染色体数16に基づく、多くの倍数体が知られ、多様な生育環境と形態変異の大きな種類です。(TBG) 

自然分布

北海道・本州・四国・九州、朝鮮・中国・シベリア(東部) 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

食用・薬用 

名前の由来

和名の黄輪草は、黄色の花が集まって咲く様子を例えたもの。 

園内区画

砂礫地植物(海岸性)岩礫地(山地性)、圃場 

「おすすめ」
登場回数

20

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  • 花

  • 果実

    果実
  • 果実

    果実