サツキ(サツキツツジ)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

サツキ(サツキツツジ) 

学 名

Rhododendron indicum (L.) Sweet 

科 名

ツツジ Ericaceae 

園内の花

解 説

多くは河岸の岩上に生える、高さ約1mに達する半常緑または落葉性の低木。葉の多くは越冬し、形は披針形または広披針形。花は頂芽に1-2個あり、春葉ののちに開花する。広く栽培され、数多くの園芸種がある。 

現場の目

これまで何度もサツキとツツジの違いを訊ねられました。サツキはツツジとは別物と思っている人が多いようです。それに園芸種の「さつき」が野山に生えているとも思われているようです。呼び名が同じなので無理からぬことです。そんなときはツツジ科植物からはじまってツツジ属まで話し、そのなかに日本に産する野生ツツジの一種で旧暦の5月頃開花するツツジのことを話すと分かってもらえます。不思議なのは日本固有種でありながら学名が「indicum(インドの)」であることです。(中野好基) 

自然分布

本州(関東地方西部以西)・九州 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

園芸種開発 

名前の由来

旧暦の5月頃開花するため。 

園内区画

砂礫地植物(山地性)岩礫地(山地性)教育棟、圃場 

「おすすめ」
登場回数

1

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