ヒトツバハギ

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

ヒトツバハギ 

学 名

Flueggea suffruticosa (Pall.) Baill. 

科 名

ミカンソウ Phyllanthaceae 

旧科名

トウダイグサ EUPHORBIACEAE 

園内の花

解 説

丘陵地の斜面や疎林に生える落葉低木。雌雄異株で高さ2-3mになる。よく分枝し、枝は細く、長くしだれる。若い枝は淡緑色ときに紫褐色を帯びる。両面無毛の葉はは長楕円形で、縁は全縁であるが小さく波打ち、互生する。葉腋に花冠のない淡黄色の小さな花をつける。果実は扁平な球形で熟すと6個の種子を弾けて散布する。 

現場の目

当園の開花調査では、5月から7月にかけて、開花期が3回ほどに分かれて見られます。まず3-4週間ほど咲き、その1-2週後に1-2週間ほど咲き、さらに1週後に1週間ほど咲く、という開花サイクルをほぼ毎年繰り返しています。8月後半から9月前半にかけても開花する年があります。図鑑などに示される開花期は連続的ですが、詳しく調べるとまた違った性質も見えてくるようです。(u) 

自然分布

本州(中部地方以西)・四国・九州、朝鮮 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

葉や花に含まれるアルカロイドの1種が神経系興奮作用があり、ポリオ後遺症の治療薬として使用されていた。 

名前の由来

属名は「斧をはじく」の意。材の硬さを表している。 

園内区画

低木林(低地性) 

「おすすめ」
登場回数

1

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