キミガヨラン

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

キミガヨラン 

学 名

Yucca recurvifolia Salisb. 

科 名

クサスギカズラ科 Asparagaceae 

旧科名

AGAVACEAE リュウゼツラン 

園内の花

解 説

葉がやや細く、成葉は湾曲することで区別する。花茎は アツバキミガヨランよりすこし短く、花序は狭く白色でごく淡い紫色の条線が入る。果実は直立するが、日本では結実しない。耐寒性があり庭に植えられている。 

研究者ノート

キミガヨランの仲間(ユッカ)はリュウゼツラン科の植物の仲間で、北アメリカ大陸の砂漠を中心に40種くらいが分布しています。こんなに豪華に花を咲かせても、日本では決してユッカが実を実らせることはありません。なぜでしょうか?
それは、ユッカのパートナーであるユッカガがいないからです。自生地でユッカの花の中をのぞくと、体長1cm程度の可憐な白銀色のガが現れます。このユッカガの幼虫は、ユッカの若い種子しか食べることが出来ません。そこで母親のユッカガは、将来生まれてくる我が子のために、ユッカの花粉をわざわざ集めて、雌しべにつけ、その後で花に卵を産みつけます。ユッカの花の雄しべと雌しべは遠く離れていて、ユッカガの助けが無いと決して受粉できないのです。しばらくして卵から孵ったユッカガの幼虫は、いくらか種を食べてしまいますが、ユッカの実はとても大きいのでほとんどを食べ残します。
これでめでたしめでたし。ユッカガの幼虫も大きく成長でき、ユッカも子孫を残すことが出来るのです。こんな不思議な『持ちつ持たれつ』の関係は、4000万年という気の遠くなるような年月の間続いて来たと考えられています。(奥山雄大) 

自然分布

北アメリカ(ジョージア州) 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

園内区画

温室周辺 

「おすすめ」
登場回数

14

スタッフによる今週のおすすめで紹介された回数を表します。

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花 全形
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花 全形

撮影場所
温室周辺
撮影日
2006.6.14
撮影者
佐藤絹枝