アオキ(トウヨウサンゴ, アオキバ)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

アオキ(トウヨウサンゴ, アオキバ) 

学 名

Aucuba japonica Thunb. var. japonica 

科 名

アオキ Garryaceae 

旧科名

ミズキ CORNACEAE 

園内の花

解 説

山地の林地に自生する常緑低木。枝は濃緑色で太く円い。葉は対生し、長さ8-10cmの長楕円形。葉の縁にはあらい鋸歯、肉厚で光沢のある表面。押し葉標本にすると黒くなる。雌雄異株。枝先の円錐花序に褐紫色の小さな花をつける。雌株には赤い実がなり、白い実のなる品種もある。 

現場の目

「困ったときのアオキ頼み」という言葉があります。これは造園で日陰の場所に合う植木に困ったときアオキを植えることです。アオキは典型的な日陰の植物で、北側の粗悪地でも育つし枝を切ってもよく新芽が出ます。秋に実が赤く熟し翌春までついていますが、たいがいは途中でヒヨドリに食べられてしまいます。(中野好基) 

自然分布

本州(関東以西)・四国 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

庭木として利用 

名前の由来

濃い緑色をした常緑の葉をもつことに由来。 

園内区画

常緑広葉樹林、研究部棟周辺、教育棟温帯資源植物 東筑波山の植物、環境植栽、温室周辺 

「おすすめ」
登場回数

10

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花
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撮影場所
冷温帯落葉広葉樹林
撮影日
2007.4.23
撮影者
佐藤絹枝