カヤ(カエ)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

カヤ(カエ) 

学 名

Torreya nucifera (L.) Siebold et Zucc. var. nucifera 

科 名

イチイ Taxaceae 

園内の花

解 説

大きいものは高さ25mに達する常緑高木。樹皮は灰褐色-赤褐色で、浅く縦に裂ける。葉は平面的につき、長さ2-3 cmで硬く先が尖るので、触ると痛い。新しい枝の葉腋に雄花が、葉腋下部に雌花が2個ずつつくが、そのうちの1つのみが結実する。種子は仮種皮に包まれており、仮種皮ははじめ緑色であるが、翌年の秋に種子が成熟するとともに仮種皮も紫褐色になり、熟すと仮種皮は裂けて種子が現れる。 

自然分布

本州(宮城県以南)・四国・九州、朝鮮(済州島) 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

材は淡黄色で香りが良いので、将棋盤や碁盤を作る。種子は食用となり、油用、薬用になる。 

園内区画

砂礫地植物(山地性)温帯性針葉樹林 

「おすすめ」
登場回数

3

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葉 樹皮
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葉 樹皮

撮影場所
撮影日
2012.3.15
撮影者
永田翔