キャラボク

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

キャラボク 

学 名

Taxus cuspidata Siebold et Zucc. var. nana Hort. ex Rehder 

科 名

イチイ Taxaceae 

園内の花

解 説

高さ1-2mの常緑低木。イチイの変種で幹の下部が地をはい、枝葉が密生する。葉はやや幅が広く、らせん状につく。 

現場の目

キャラボクはイチイと同属(イチイ属)ですが、イチイのように主幹を高く伸長せず根元から枝を斜上させます。陰樹でありながら日向でよく生育し、赤い果肉(仮種皮)は食べると甘いですが種子に毒があります。イチイとの共通点は赤い実だけで、他は「似て非なり」です。鳥取県伯耆大山(ホウキダイセン)の八合目に広大なキャラボクの純林があり、「ダイセンキャラボク」と呼ばれ天然記念物に指定されています。ここは一見の価値があります。(中野好基) 

自然分布

本州(日本海側)/朝鮮 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

庭木として多く植栽され、根締めや下木として利用される。 

園内区画

冷温帯落葉広葉樹林教育棟温帯資源植物 東中央広場プロムナード温室周辺 

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花
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撮影場所
温帯資源植物 中央
撮影日
2008.3.19
撮影者
佐藤絹枝