ハンカチノキ(ハトノキ(Dove tree(鳩の木)), ダヴィディア)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

ハンカチノキ(ハトノキ(Dove tree(鳩の木)), ダヴィディア) 

学 名

Davidia involucrata Baill. 

科 名

ミズキ Cornaceae 

園内の花

解 説

落葉高木。花を包む苞は長さ7~20cmで綺麗で見事。果実は紫緑色に熟す。分類体系により科が違う。新エングラー体系:1属1種のハンカチノキ科。クロンキスト体系、APG植物分類体系:ミズキ科。 

研究者ノート

ハンカチノキの白いハンカチのように見える苞葉(ほうよう)は2枚あり、その下側に花(花序)があります。このハンカチは必ず太陽と花の間にあって、日傘の役割をしています。この白い“日傘”にはフラボノイドと呼ばれる成分が多量に含まれています。フラボノイドには生物に有害な紫外線を吸収する働きがあるので、この“日傘”は太陽光の中から選択的に紫外線だけをカットして、可視光だけを通過させる“すぐれもの”であることが筑波実験植物園の研究者らによって明らかになりました。(岩科司) 

自然分布

中国(南西部) 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

公園樹や庭木に植えられる。 

名前の由来

花を包む苞の様子がハンカチが垂れ下がるように見えるので、この名がついた。 

園内区画

温帯資源植物 中央 

「おすすめ」
登場回数

30

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花
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撮影場所
温帯資源植物 中央
撮影日
2007.5.2
撮影者
佐藤絹枝