ヤマドリゼンマイ(ヤマドリシダ)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

ヤマドリゼンマイ(ヤマドリシダ) 

学 名

Osmundastrum cinnamomeum (L.) C.Presl var. fokiense (Copel.) Tagawa 

科 名

ゼンマイ Osmundaceae 

園内の花

解 説

葉は単羽状で、羽片は深裂する。若い葉には赤褐色の綿毛があり、鱗片はない。胞子葉は栄養葉に先立ってでて、早く枯れる。屋久島以北の日本(南日本にはまれ)に分布している。湿地や河川域、北地では尾根にも見られる。 

研究者ノート

ヤマドリゼンマイは山地草原(高地性)区画の流れに沿ってみられ、上旬には胞子を飛ばします。尾瀬ケ原や八ケ岳などの標高1200mぐらいの高原の湿ったところに、よく似たオニゼンマイやアヤメ、スズラン、ニッコウキスゲ、レングツツジなどと共に大きな群落を作ります。(松本定) 

自然分布

屋久島以北の日本 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

若芽は食用となる。 

園内区画

山地草原(高地性) 

「おすすめ」
登場回数

4

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芽
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撮影場所
冷温帯落葉広葉樹林
撮影日
2007.4.23
撮影者
佐藤絹枝