オオバカンアオイ

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

オオバカンアオイ 

学 名

Asarum lutchuense T.Ito^ 

科 名

ウマノスズクサ Aristolochiaceae 

園内の花

解 説

常緑樹林床に生育する。日本では最も大型になる種。個体数が少ないうえに乱獲が問題となっている。 

研究者ノート

[カンアオイの仲間]徳川の家紋で有名なフタバアオイの仲間で寒い時期に青々と茂ることから寒葵の名があります。なんと日本に50種以上がありますが、多くは絶滅の危機に瀕しています。カントウカンアオイやクワイバカンアオイといった種は冬咲きで、葉に隠れるように地面すれすれに花をつけます。花は赤紫や茶色で、まるでたて穴のような非常に不思議な姿をしています。一部の種ではキノコに擬態しているとも言われており、キノコと間違えたキノコバエの仲間が花の内部にあるひだに卵を産みにやってきて、その時に花粉が運ばれることが知られています。(奥山雄大) 

自然分布

日本(奄美本島、徳之島) 

絶滅危惧ランク

絶滅危惧ⅠB類 (EN) 

日本固有

筑波山分布

園内区画

絶滅危惧植物、圃場、実験温室・準備温室 

「おすすめ」
登場回数

5

スタッフによる今週のおすすめで紹介された回数を表します。

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葉

撮影場所
不明
撮影日
2013.10.3
撮影者
永田翔