オキナグサ

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

オキナグサ 

学 名

Pulsatilla cernua (Thunb.) Bercht. et C.Presl 

科 名

キンポウゲ Ranunculaceae 

園内の花

解 説

日当たりのよい山野の草原に生える多年草。根は太く、根出葉は束生。長い葉柄があり、2回羽状複葉。小葉は深裂し、欠刻する。根出葉や花茎に長い白毛を密生。花茎の高さが10cm前後で開花するが、花後伸長して30~40cmにもなる。花は1個が頂生し、鐘形で下向きに開く。花弁に見えるものは萼片であり、真の花弁は持たない。花柱は長さ3~4cmになり、約3mmの白毛を密生する。 

自然分布

本州・四国・九州、朝鮮・中国(暖帯-温帯) 

絶滅危惧ランク

絶滅危惧Ⅱ類 (VU) 

日本固有

筑波山分布

利 用

中国で日本産白頭爺として下痢止めや赤痢に用いた。 

名前の由来

花後の白く長い花柱を持つ痩果の姿を老人の白髪に見立てた。 

園内区画

山地草原(高地性)、圃場、実験温室・準備温室 

「おすすめ」
登場回数

30

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花
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撮影場所
山地草原(高地性)
撮影日
2006.4.21
撮影者
二階堂