マルバサツキ

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

マルバサツキ 

学 名

Rhododendron eriocarpum (Hayata) Nakai var. eriocarpum 

科 名

ツツジ Ericaceae 

園内の花

解 説

丘陵地の低地林中に生え、サツキツツジに似ているが、枝は広がり、よく分枝する。葉柄、葉の裏面は中脈とともに伏剛毛がある。葉は楕円形、または夏季の葉は倒卵形で、ふつう越冬し、やや硬い。枝先に1-2個の、ろうと形で径4-5cm、赤色または帯朱赤色の花を付ける。花冠は5裂し、内側に濃い斑点と白色の短い毛がある。 

現場の目

日本産の野性サツキはサツキ、オタクミツツジ、マルパサツキの3種があります。マルパサツキは花色、花形に変異が多く、花弁も剣弁、丸弁、剣弁と丸弁が混じった固体があります。また花色も濃淡の差があります。実生するとさまざまな変化が現れ、マルパサツキとは思えないような固体も出ます。暖地性でありながら寒さに強く、関東地方では戸外で越冬します。(中野好基) 

自然分布

九州(沿岸島嶼・屋久島・種子島) 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

観賞用 

園内区画

岩礫地(山地性)岩礫地(海岸性)教育棟、圃場 

「おすすめ」
登場回数

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葉
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撮影場所
不明
撮影日
2013.10.3
撮影者
永田翔