サザンカ(山茶花)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

サザンカ(山茶花) 

学 名

Camellia sasanqua Thunb. 

科 名

ツバキ Theaceae 

園内の花

解 説

常緑小高木。10~12月、直径4~7cmの白い花をつける。若い枝や葉裏の脈上等に毛があるので、ツバキと区別できる。多くの園芸品種がある。 

研究者ノート

南西日本の固有種で、林の縁でよく見かけます。山で出会うものは白の一重であっさりした花ですが、園芸品種は色とりどりです。これは同じ属の近縁種、ツバキと交配が繰り返された結果に他なりません。そのツバキと比べると、花弁や雄蕊(おしべ)がばらばらに落ちるのが、サザンカのいちばん分かりやすい特徴でしょう。またチャノキも同属ですが、なるほど一昔前、サザンカの芽を摘んでお茶にする地方もあったそうです。(遊川知久) 

自然分布

本州(山口県)、四国、九州、琉球 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

ツバキと同様に種子の油が用いられる。 

名前の由来

「サザンカ」は不明。「山茶花」は本来ツバキの中国名。 

園内区画

砂礫地植物(海岸性)低木林(低地性)岩礫地(海岸性)常緑広葉樹林温室周辺 

「おすすめ」
登場回数

32

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花
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撮影場所
砂礫地植物(海岸性)
撮影日
2006.9.27
撮影者
佐藤絹枝