ナンカイイタチシダ

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

ナンカイイタチシダ 

学 名

Dryopteris varia (L.) Kuntze 

科 名

オシダ Dryopteridaceae 

園内の花

解 説

常緑性。根茎は短く斜上する。葉柄は長さ20-60cmでわら色、下部には赤褐色で披針形の鱗片を密につける。羽軸の袋状鱗片は目立たない。葉質は厚く、表面に光沢がある。葉身は広卵形-五角状広卵形で2回羽状複生、上部では羽片が急に短くなってほこ状になる。最下羽片基部のいくつかの小羽片は大きく単羽状で、その小羽片は全縁。胞子嚢群は大型で中間生、やや辺寄りにある。染色体数はn=82の2倍体無融合生殖か、n=123の3倍体無融合生殖。 

自然分布

本州(千葉県南部以西の暖地)・四国・九州、琉球・朝鮮・中国・台湾・インド・インドシナ・フィリピン 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

名前の由来

和名は鼬(いたち)シダで、黒褐色の鱗片が密生する葉柄の形状によるものと言われる。 

園内区画

岩礫地(海岸性)シダ植物、圃場 

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葉
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撮影場所
シダ植物
撮影日
2012.3.6
撮影者
幾代真澄