ハマダイコン

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

ハマダイコン 

学 名

Raphanus sativus L. var. hortensis Backer f. raphanistroides Makino 

科 名

アブラナ Brassicaceae/Cruciferae 

旧科名

アブラナ BRASSICACEAE 

園内の花

解 説

海岸の砂地に生える、越年草。ダイコンが野生化したもので根は長く肉質ではあるが、硬く細いため食用には適さない。茎は高さ30-50cmになり、羽状に分裂した葉とともに全体的に粗い毛がある。花時には花茎を伸ばし、その先に淡紅色を帯びた花をつける。まれに白色の花をつけるものもある。果実はスポンジ状の果皮を持ち、数珠状にくびれ、熟した後は節ごと落ちる。 

現場の目

大根の長さは約15cm、直径1cm程度。食感はゴボウのようでとにかく辛い。(二階堂)●古く栽培種の大根が野生化したと考えられています。今日の大根はハマダイコンを改良したもので、肥料を与えれば大根になり食べられると言いますがどうでしょうか。最近は野生の植物を栽培して野菜化していますが、ハマダイコンを野菜化した例が無いので食用には不向きのようです。大根の種子を砂浜に播いても育ちませんから、ハマダイコンははじめから野生の植物だったのではと疑問を持ってしまいます。(中野好基) 

自然分布

栽培~野生化(推測) 

帰化分布

北海道・本州・四国・九州・琉球/朝鮮(南部) 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

毋種のハツカダイコンはしばしば日本でも栽培される。 

園内区画

砂礫地植物(海岸性) 

「おすすめ」
登場回数

10

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花
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撮影場所
砂礫地植物(海岸性)
撮影日
2007.4.4
撮影者
佐藤絹枝