ウツギ(ウノハナ)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

ウツギ(ウノハナ) 

学 名

Deutzia crenata Siebold et Zucc. var. crenata 

科 名

アジサイ Hydrangeaceae 

園内の花

解 説

高さ約2mの落葉低木。大きいものだと倍になる。日当たりのよい所にはえる。5~7月、直径1cm程の白い花を密につける。 

研究者ノート

旧暦の卯月の頃に咲くことから、別名卯の花とも呼ばれるウツギの清々しい白い花が見頃ですが、この花には特別な秘密があります。
午前中からお昼にかけて、花に近寄ってみると、ミツバチほどの大きさの黒いハチがたくさん群がっているのに気づきます。
これはウツギノヒメハナバチという単独性のハナバチの1種で、何とウツギの花粉だけしか食べないわが子のために餌を準備しているところなのです。
ウツギの花が咲く時期に突然現れて、ウツギの花が終わるとまたいなくなってしまう、ウツギの花の精とも言えるふしぎな昆虫です。(奥山雄大) 

自然分布

北海道・本州・四国・九州・中国の山野などの日当たりの良い所。 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

庭園樹に利用。 

名前の由来

和名の空木は、材の中心が中空であることによる。 

園内区画

山地草原(低地性)砂礫地植物(山地性)低木林(低地性)常緑広葉樹林、圃場 

「おすすめ」
登場回数

23

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花
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撮影場所
低木林(低地性)
撮影日
2007.6.1
撮影者
佐藤絹枝