イカリソウ

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

イカリソウ 

学 名

Epimedium grandiflorum C.Morren var. thunbergianum (Miq.) Nakai 

科 名

メギ Berberidaceae 

園内の花

解 説

高さ20-40cmの夏緑性の多年草。葉は2-3回3出し、広卵形で薄い紙質の小葉を出す。成長した葉の表面は無毛で、裏面には微毛があり多くは粉白色を帯びる。花は直径4~5cm、葉より早く、あるいはほとんど同時に開く。花びらの基部から距と呼ばれる細い管が四方にのび、先の少しふくらんだ部分に蜜がある。明るい雑木林や杉林、土手の草むらにかたまって生えている。紅紫色または白色の錨を思わす特徴的な花が咲いているし、夏や秋には三つまたに枝分かれする葉が見られる。 

自然分布

北海道(西南部)・本州 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

薬草として利用される。効用は強壮、強精、血圧低下、健忘症防止などとても多いとされる。また、酒として飲まれることもある。放杖草とも棄杖草とも呼ばれるが、これは飲めば元気になって老人にも杖はいらないという意味だ。 

名前の由来

花の形が錨(いかり)に似ているため。 

園内区画

岩礫地(山地性)温帯資源植物 東、圃場、実験温室・準備温室 

「おすすめ」
登場回数

12

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花
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撮影場所
岩礫地(山地性)
撮影日
2007.4.9
撮影者
佐藤絹枝