ミツガシワ(ミズハンゲ)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

ミツガシワ(ミズハンゲ) 

学 名

Menyanthes trifoliata L. 

科 名

ミツガシワ Menyanthaceae 

園内の花

解 説

屋外実験植物園へと続くつくばね橋の上から、たくさんの白い花が見られる。ミツガシワは日本では一般に高地の湿原や沼に自生してるが、暑さにも比較的強く、つくばのような低地でも旺盛に繁茂している。 

研究者ノート

白い花が湿地一面に広がっています。名は槲(柏)に似た3枚の葉っぱを持つことから。近づくと花に白い毛が生えているのが見えます。北半球の温帯から亜寒帯域に広く分布し、日本では北日本などの寒冷地の池や湖によく見られます。ところが、関東や西日本の温暖な地域にも点々と群落が見られ、一部は天然記念物に指定されています。これは、現在よりも寒かった氷期に南へ広く分布したミツガシワが今もところどころで残ったものと考えられています。(田中法生) 

自然分布

北海道・本州・九州/千島・樺太/その他北半球。 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

名前の由来

3枚の小葉がカシワの葉に似ていることから。 

園内区画

水生植物、圃場 

「おすすめ」
登場回数

38

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花
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撮影場所
水生植物
撮影日
2006.4.6
撮影者
二階堂