サラサドウダン(フウリンツツジ, ヨウラクツツジ)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

サラサドウダン(フウリンツツジ, ヨウラクツツジ) 

学 名

Enkianthus campanulatus (Miq.) G.Nicholson var. campanulatus 

科 名

ツツジ Ericaceae 

園内の花

解 説

深山に生える落葉低木。高さは2-5mになる。広い意味ではツツジの仲間だが、ヤマツツジやシャクナゲなどとは異なり、生垣によく使われるドウダンツツジの仲間。花は長さ約1cmで長い花梗にぶらさがる。花冠は淡黄白色で先の方が紅色に染まり、さらに紅色の縦筋が入る。色の濃淡の差が大きい。 

現場の目

白地の花冠に紅紫色の縦筋が入ったものが俗に言うサラサドウダンです。ところが、ツツジ科植物の多い安達太良山のサラサドウダンは縦筋がごく薄く花冠全体が肌色のものや、ベニサラサドウダンと判別困難なものなどが多く自生しています。それらは植栽されたサラサドウダンには見られない花色の複雑な変異があります。この山では標準花色のサラサドウダンはごく少ないようです。(中野好基) 

自然分布

北海道(西南部)・本州(兵庫県以東)・四国(徳島県) 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

庭木、鉢植え、床柱 

名前の由来

花冠に更紗染(さらさぞめ)の模様があることから。 

園内区画

山地草原(高地性)低木林(高地性)冷温帯落葉広葉樹林 

「おすすめ」
登場回数

8

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花
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撮影場所
低木林(高地性)
撮影日
2006.5.12
撮影者
二階堂