タニウツギ

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

タニウツギ 

学 名

Weigela hortensis (Siebold et Zucc.) K.Koch 

科 名

スイカズラ Caprifoliaceae 

園内の花

解 説

山地にはえる、高さ2-5mの落葉低木である。若い枝は紫褐色で粗毛があり、古い枝の樹皮は灰色となり縦にさける。葉は表面はほとんど無毛で裏面に白い毛が密生する。花は鐘状にふくらんで、紅色ときには白色があり、外側の方が色が濃い。蒴果は筒状で細く、楕円形の種子を入れる。 

現場の目

名前からすると渓谷や日陰の谷あい地に自生しているように思われますが、実際は他の低木に混じって、日向の岩礫地でも育っていますし、岩の上でもしばしば見ることができます。しかし、日陰地の林縁等に生えるものは大きく、花色も濃くなっています。タニウツギは湿気のある樹林帯の林縁から乾燥した岩礫地まで生育場所が広範囲なようです。 

自然分布

北海道(西半)・本州(東北・北陸・山陰) 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

観賞のため庭木として栽培されることがある。 

名前の由来

和名の谷空木は、谷間に多くはえ、ウツギのように幹が中空であることから。 

園内区画

低木林(高地性)低木林(低地性)水生植物 

「おすすめ」
登場回数

4

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花
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撮影場所
砂礫地植物(山地性)
撮影日
2007.5.16
撮影者
佐藤絹枝