ムクロジ(ムクロ)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

ムクロジ(ムクロ) 

学 名

Sapindus mukorossi Gaertn. 

科 名

ムクロジ Sapindaceae 

園内の花

解 説

落葉高木。 無毛。葉に柄がある。径4-5mmの黄緑色の花を20-30cmの短い毛のある円錐花序にたくさんつける。萼裂片、花弁は4-5個。果実は球形。樹皮は白く、なめらか。 

研究者ノート

夏に枝先に淡緑色の小さな花を円錐状につけ、果実は晩秋に径2センチほどになり、中に黒い種子が1個あります。種子は羽子板の羽の錘や数珠に使われ、また、食用にもなります。果皮にはサポニンを含み、石鹸の代用になります。学名Sapindusはsapoとindicusの2語からなり「インドの石鹸」を意味します。(小西達夫) 

自然分布

本州(新潟・茨城以西)・四国・九州・琉球・小笠原、東アジア・東南アジア・南アジア 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

種子は羽根つきの羽根の球に使い、果実の皮は昔、洗濯用の石けんとして用いた。 

名前の由来

種子が黒いことから、実黒地(みくろじ)が変化してムクロジとなった。 

園内区画

温帯資源植物 中央シダ植物 

「おすすめ」
登場回数

17

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果実
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果実

撮影場所
シダ植物
撮影日
2006.10.16
撮影者
佐藤絹枝