イチョウ(ギンナン)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

イチョウ(ギンナン) 

学 名

Ginkgo biloba L. 

科 名

イチョウ Ginkgoaceae 

園内の花

解 説

高さ45mにもなる落葉高木。樹皮は灰色-灰褐色で浅く縦に裂ける。よく分枝し、太い枝の基部から乳と呼ばれる気根が出ることがある。葉は扇形でふつう中央に切れ込みがある。秋に紅葉して落ちる。雌雄異株で雄花は尾状で淡黄色、雌花は緑色で長い柄の先に裸の胚珠が2個ある。この胚珠が青く膨らみ、秋に黄色く熟す。これは果実のように見えるが種子で、黄色く熟す部分は外種皮で、内種皮がいわゆるギンナンである。精子が日本人の学者によって発見された。 

自然分布

中国(浙江省) 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

街路樹、庭園樹、材は碁盤、家具材に利用。 ギンナンは食用になる。近年、葉が薬用として利用されている。 

名前の由来

漢名の鴨脚(ヤーチャオ)が転訛したものという説、葉形が「一葉」からきたという説がある。 

園内区画

温帯資源植物 西教育棟 

「おすすめ」
登場回数

17

スタッフによる今週のおすすめで紹介された回数を表します。

サムネイル表示

  • 前へ
  • 次へ
全形
  • 前へ
  • 次へ

全形

撮影場所
温帯資源植物 西
撮影日
2007.11.7
撮影者
佐藤絹枝