シラカンバ(シラカバ)( ガンピ)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

シラカンバ(シラカバ)( ガンピ) 

学 名

Betula platyphylla Sukaczev var. japonica (Miq.) H.Hara 

科 名

カバノキ Betulaceae 

園内の花

解 説

沼沢地や山火事の跡地などに群生する、高さ30mに達する落葉高木。樹皮は白く、薄く剥がれる。小枝は密に分布し、暗紫褐色。葉は長枝に互生し、短枝に2個ずつつく。葉身はやや厚く、三角状広卵形で、鋸歯を有す。黄葉が美しい。前年の秋に雄花序は長枝の先に垂れ下がりそのまま、雌花序は短枝の先に上向きにつき冬芽に包まれて、冬越しした後、新芽とともに開く。果穂は円柱形と成り、果鱗の腋にある薄くて広い翼を持った3果は、熟すと果鱗と一緒に風に飛ばされて分布する。 

自然分布

北海道・本州(福井・岐阜以北)/千島・樺太・朝鮮・中国・シベリア 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

庭園樹、公園樹などどして広く植栽される。材は薪炭材、器具材、建築材、玩具材、パルプ材、ナメコ栽培の原木などに用いられる。酢酸石灰、アルコール、タールの原料。堅く、木目も美しい。濡れている樹皮でも簡単に燃えるため、天然着火剤として利用される。樹液はキシリトールの原料ともなる。 

名前の由来

樹皮が白いカバの木という意味。 

園内区画

冷温帯落葉広葉樹林温帯資源植物 東 

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樹皮
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樹皮

撮影場所
冷温帯落葉広葉樹林
撮影日
2007.11.16
撮影者
松本定