ミヤコジマソウ

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

ミヤコジマソウ 

学 名

Hemigraphis reptans (G.Forst.) T.Anderson ex Hemsl. 

科 名

キツネノマゴ Acanthaceae 

園内の花

解 説

石灰岩上にまれに生える、多年草。全体的に毛を有し小型。茎は節から根を出し長くはう。葉は対生し、円形で鋸歯があり、両面に結晶が目立つ。茎の先に白色でろうと形の花を数個つける。 

研究者ノート

海岸付近の日当たりのよい場所に匍匐(ほふく)する多年草植物です。グローバルにみるとインドネシアから台湾まで広く分布していますが、日本では宮古島群島の数箇所にしか生育していません。そのため環境省絶滅危惧植物に指定されています。また、その宮古産を独立した固有種 (Hemigraphis okamotoi) とする見解もあり、まだまだ分類研究が必要な植物です。(國府方吾郎) 

自然分布

琉球(宮古島)、台湾 

絶滅危惧ランク

絶滅危惧ⅠA類 (CR) 

日本固有

筑波山分布

園内区画

圃場、熱帯低地雨林室 

「おすすめ」
登場回数

21

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花
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撮影場所
水生植物温室
撮影日
2006.8.17
撮影者
佐藤絹枝