筑波実験植物園

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こんにちは植物園です

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11月25日(木) クリンソウの実生が育っています
屋外栽培班の二階堂です。

屋外エリアの砂礫地山地性の小川ではクリンソウを展示しています。株数をもっと増やして賑やかにしたいと思い、
採種して圃場で6月下旬に播種をしました。秋になりたくさんの実生が顔をだしたので、一部を鉢上げして温室へ入れ
ました。さすが温室栽培、冬を迎える季節ですがグングンと育っています。
もしかしたら来春には現場に植栽できるかもしれません。

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11月19日(金) 鉢を薬液にドボン
屋外栽培班の二階堂です。

圃場の温室では鉢で植物を栽培しています。
それぞれの鉢の中の土は独立していますが、土壌病害は他の鉢の中へ容易にうつります。
そこで鉢の中を防除するために、鉢ごと薬液へ浸す処置を定期的に行っています。
採集植物など外部から来た植物を温室へ入れる前には、特に防除が必要です。

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11月14日(日) タマムラサキがみごろです
こんにちは、植物研究部の田中伸幸です。
 
熱帯資源植物温室でタマムラサキ(Allium pseudojaponicum Makino)の花が見頃です。

タマムラサキは、いまから約110年前に日本の植物分類学の草分けとして知られる牧野富太郎博士が発表したものです。
内陸に生える近縁種ヤマラッキョウは葉が三角形で空洞ですが、海岸に生えるタマムラサキは平べったい葉で中が詰まっています。

下方に垂れるしなやかな葉にも鑑賞価値があると思いますので、
この機会に是非、ご鑑賞ください。

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11月13日(土) キイレツチトリモチを掘り上げました!
屋外栽培班の二階堂です。

寄生植物のキイレツチトリモチの種をトベラの鉢の中に入れてから3年、ついに姿を表し開花しました!どのように寄生しているのか鉢の中をほぐしてみたところ、地上部は全て一つの根塊から出ており、また、トベラの根一本のみと繋がっていました。ちなみに植物体はどこの個所も密に締まった感じでしっかりと固く、吸収されたトベラの栄養はその樹体サイズからして(太さ1p強、高さ60p)かなりの負担だったのではないでしょうか。
絶滅危惧温室にて、ただいま展示中です。ご来園の際は被子植物とは思えないSF的な姿をぜひご覧になってください。

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11月11日(木) 冬鳥シーズン到来!!
こんにちは、登録室のTです。
暦の上では立冬を過ぎましたが、植物園は今、絶好の紅葉シーズンを迎えています。
ケヤキ、ムクロジ、イロハモミジ、エンコウカエデ、ドウダンツツジ、ハナノキ・・・美しい秋色のグラデーションをみせてくれています。

秋の深まりとともに、冬鳥のアトリやジョウビタキ、漂鳥のアオジなどが植物園にやってきました。これからシロハラやツグミなども次々と渡ってくることでしょう。池にはマガモ軍団も飛来しています。繁殖期にいなくなっていたカルガモも戻ってきましたので、池はまもなくカモ2大勢力が占領することでしょう。

そして、教育棟ではようやく常設展示を再開し、濱尾博士の鳥研究レポート展示も戻ってきました。ぜひ植物園の野鳥たちに会いにきてください。


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11月10日(水) キョチクの葉の剪定
屋外栽培班の二階堂です。

熱帯雨林植物温室ではショクダイオオコンニャクを育てており、新芽が成長中です。そのずっと上でキョチクの葉が茂って光を遮るようになってきたので、温室上部までキャットウォークを登って剪定をしてきました。秋も深まってきましたが、温室の上部は30度越えで暑く、ついでに私はかなりの高所恐怖症。しかしコンニャクの新芽が成長しているのを見ると、モリモリやる気が出てきて、厳しい作業もへっちゃらになります!

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11月6日(土) **「つくば蘭展」** は11月7日(日)まで!
こんにちは、事務のIです。

10月31日(日)から始まりました「つくば蘭展」は、11月7日(日)までの開催となっております。
たくさんみどころや、おすすめのクイズラリーもあります。ぜひご覧ください!

* 筑波実験植物園「蘭コレクション」約200種
* 協力団体の方々の色とりどりの園芸品種
* 写真展:筑波大学芸術系の先生にご協力いただきました!
* クイズラリー:お子様が楽しめる「はなかっぱクイズラリー」です。終了後に受付でオリジナルシールをプレゼント!
* 研究成果:「世界最大の菌寄生植物タカツルランのフシギな暮らし」のご紹介
* 蘭の販売:研修展示館で2つのお店が販売しています!

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11月5日(金) バナナを引っ張る
屋外栽培班の二階堂です。

熱帯資源植物温室で栽培しているバナナはより明るい方へ傾きながら成長します。そして大きいバナナの房が育つと、傾きが助長されて茎が折れる事があります。そうならないよう、傾いたバナナはロープで引っ張って真っ直ぐに仕立てる必要があります。写真中央のバナナは、そのタイミングを逃してしまい折れてしまったバナナです・・・。読みが甘かった・・・。せっかくですので、通常は高い位置にあるバナナの房を目前でご覧になってください。

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11月2日(火) 葉っぱ
こんにちは温室担当のこばやんです。

何気なく見ている葉っぱ。その一枚がどんなふうに葉芽の中に入っているか気になった事ありませんか?
枝先に新しい葉っぱが出てくる時、それはもう!綺麗にぱたぱたくるくると収納されていることがあります。
今その一枚の葉っぱを大迫力で見ることができます。
ショクダイオオコンニャクの葉っぱ。
ただ今!綺麗に折り畳まれくるくるとなっています。
コンニャクの葉っぱは、切れ込みが入って何枚かに見え、いずれ傘のように大きく広がりますが、全部で一枚の葉っぱなのです。
展開する前の折り畳まれた葉っぱ、普通の植物は虫眼鏡で見るようなサイズですが、今なら1mサイズですよ!

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