ナンバンギセル(南蛮煙管)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

ナンバンギセル(南蛮煙管) 

学 名

Aeginetia indica L. 

科 名

ハマウツボ科 Orobanchaceae 

旧科名

OROBANCHACEAE ハマウツボ 

園内の花

解 説

1年生の寄生植物。茎はごく短く、ほとんど地上には出ない。葉緑素を欠き、ふつうはススキの仲間に寄生する。熱帯などではサトウキビやミョウガ属の植物に寄生。本種はハマウツボ科に属するが、この科のほとんどは寄生植物である。『万葉集』では思草(おもいぐさ)の名前で出てくる。 

研究者ノート

秋のススキ野原に、ぴょこんと可愛らしいピンク色の花を咲かせているのはナンバンギセル。実は、植物のくせに自分では光合成を行うことをやめてしまい、代わりにススキなどが作った光合成産物である糖分を盗んでしまうという「ズルい」性質を持っています。ナンバンギセルが属するハマウツボ科はいずれもこのような寄生生活を送る植物で、中には作物から栄養を奪う大害草になるものも。その一方で、この仲間の植物の発芽習性の研究から「ストリゴラクトン」という全く新しい植物ホルモンが最近発見されました。驚くべきことにストリゴラクトンはハマウツボ科だけでなく、あらゆる植物の生長のしかたに関わっていることが分かってきており、大きな注目を集めています。どんな植物から大発見が起こるか分からないものですね。(奥山雄大) 

自然分布

北海道・本州・四国・九州・琉球、中国(中南部)・台湾・インドシナ・マレーシア・インド 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

日本で山草として栽培される。 

名前の由来

長い花柄の先に付く花の形がパイプを思わせるので南蛮煙管の名が付いた。 

園内区画

岩礫地(海岸性) 

「おすすめ」
登場回数

21

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