オヒルギ

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

オヒルギ 

学 名

Bruguiera gymnorhiza (L.) Lam. 

科 名

ヒルギ科 Rhizophoraceae 

旧科名

RHIZOPHORACEAE ヒルギ 

園内の花

解 説

マングローブに生える常緑の木。高さは8-25mに達する。泥の中の根は酸欠状態を防ぐため、呼吸根と呼ばれる根を水面上にだす。花は赤色ー黄色またはクリーム色。胎生種子を作り、浮きのような形になり落下、そのまま根を伸ばして成長する。満潮時に落下した場合、浮きのように浮いて海流散布により分布を広げる。メジロが蜜を餌としているので送粉者としての役割をしている。 

研究者ノート

花の赤い部分は萼(がく)で、その中に花びらがあります。花びらは雄しべを包んでいて、赤い色と蜜に誘われてやって来た鳥(西表島ではリュウキュウメジロ)がくちばしを突っ込むと花びらが開いて花粉が鳥の顔に飛び散ります。それが次の花の雌しべに付いて受粉が起こるのです。受粉が終わると種子ができます。普通の植物では種子ができると親から離れて休眠します。しかしオヒルギでは花についたまま成長を続け、茎になる部分が伸び続け、種子の皮をやぶって出てきます。それが、ソーセージのような形の「胎生種子」です。20cmくらいになると木から落ちて、地面に落ちたり、海流で流されたりして、新しい場所に移動します。(田中法生) 

自然分布

琉球(奄美大島(分布の北限)・沖縄県・久米島・宮古島)・八重山諸島(石垣島・西表島・与那国島)にも多く分布。徳之島は過去に記録はあるが現在は確認できない。南大東島は淡水の閉鎖水域に分布。貴重。東南アジア・アフリカ・台湾・中国大陸南部・オーストラリア・太平洋諸島 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

材は赤色で堅いので柱や薪につかわれる。樹皮はタンニンを多く含むため染料として重要。 

園内区画

圃場、水生植物温室 

「おすすめ」
登場回数

24

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  • 花

  • 花

  • 花 葉

    花 葉
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    花 葉
  • 花 全形

    花 全形
  • 果実

    果実
  • 実生

    実生
  • 果実

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