植物名 |
オオヘツカシダ(コモチヘツカシダ) |
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学 名 |
Bolbitis heteroclita (C.Presl) Ching |
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科 名 |
オシダ Dryopteridaceae |
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旧科名 |
ツルキジノオ LOMARIOPSIDACEAE |
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園内の花 |
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解 説 |
常緑性。葉は長さ30cm前後になり、2形性。根茎は短くはう。葉身の上部には不定芽をもつ。ソーラスは羽片の裏一面につき、栄養葉に比べて小さくなる。山地林下の渓流近くの岩上や地上に生育する。 |
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研究者ノート |
オオヘツカシダはマレーシアを中心に分布し、地上を根茎がはい、単羽状葉で頂羽片が長く伸びて無性芽をつけます。フィリピンには岩上性で極小型の葉が1-2回羽状から2-3回羽状に切れるものが知られています。それぞれマラッカ型、ディフォルミス型として栽培されています。ディフォルミス型は当初エダニョア属として発表されましたが、近年オオヘツカシダの幼形成熟型とされました。幼形進化(ネオテニー)による種分化を研究する良い材料と思われます。(松本定) |
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自然分布 |
鹿児島県奄美諸島・沖縄県・台湾・中国・東南アジア |
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絶滅危惧ランク |
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日本固有 |
- | 筑波山分布 |
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園内区画 |
圃場、熱帯低地雨林室 |
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「おすすめ」 |
2 |