筑波実験植物園

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こんにちは植物園です

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5月28日(土) イチ押しクレマチス
こんにちは。事務の松本です。

雨の予報の中、ひとときの晴れ間に行ってきました。
今日の写真はクレマチス’大和’

5/23の茨城新聞にて、クレマチス園公開を
ご紹介いただきました。
早咲きのクレマチスが終わったと思いきや、
再びつぼみをつけています。
6月にかけて遅咲きと一緒に早咲きも見られるかもしれません!

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5月27日(金) 小笠原諸島キノコ調査2
菌類・藻類研究グループの保坂です。

小笠原での調査は早くも中盤に差し掛かってきました。いまのところ新種かもしれないキノコも含め、かなり面白い標本を得ることができました。

本日の獲物はこれ!立派なテングタケです。でも実は、テングタケはもともと小笠原には存在しませんでした。人間により持ち込まれたのです。

もちろん、毒キノコであるテングタケを意図的に持ち込んだのではありません。小笠原には1899年から盛んにリュウキュウマツという松が沖縄から持ち込まれました。燃料や木材として利用するためです。小笠原はマツの無い島だったのですが、リュウキュウマツは良く育ちました。今では島のいたるところで普通に見られます。そして、リュウキュウウマツの根っこには、テングタケをはじめとする、様々なキノコの菌糸がくっついていたのです。

リュウキュウマツが移入種であり、それと共生するキノコ達も移入種なのです。でも、世界中で小笠原諸島にしか存在しない固有種もたくさんいるはずです。今回の調査ではそのような移入種と固有種の違いについても見ていこうと思います。

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5月26日(木) 陸前高田市立博物館の標本レスキュー作業
陸上植物研究グループの海老原です。

3月11日の津波に襲われた陸前高田市立博物館に収蔵されていた標本を救うため、全国各地の博物館で連日修復作業が進められています。

100年ほど前に採集された貴重な標本もありますが、放置しておけばカビが繁殖して価値が失われてしまいます。

科博でも、海水に浸かって泥をかぶってしまった植物標本の洗浄と乾燥作業を、植物園内で行っています。これまでに500点ほどの処理を終えましたが、乾燥された押し葉標本が塩水に浸かるというのは前代未聞の事態。標本を少しでも傷めずに塩分を抜く方法を試行錯誤しています。

作業のために、研修展示館の休憩スペース等を一部使用させていただいていますが、どうぞご理解のほどよろしくお願いします。

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5月25日(水) 小笠原諸島キノコ調査1
菌類・藻類研究グループの保坂です。

今は調査で小笠原諸島の父島に来ています。これから父島全域と母島でキノコの調査をします。

本日は調査初日。さっそくソライロタケを見ることができました。その名の通り、空色が鮮やかな珍しいキノコです。南方系のキノコですが、本州でもたまに見ることができます。また、沖縄や遠くはニューカレドニア、ニュージーランドにもそっくりなキノコがあり、はたしてどんな近縁関係にあるのか?謎はつきません。

ひょっとしたら小笠原のキノコは意外と南太平洋の島々と共通項が多いかもしれません。

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5月22日(日) トバタアヤメ見ごろです☆
こんにちは。事務の松本です。

控えめな花の多い、絶滅危惧植物区で
鮮やかにアヤメの仲間たちが開花しています♪

こちらは「トバタアヤメ」
大変希少な植物なのです。

昨年、当園のの研究員が北九州市戸畑区のほかの地域では見られないアヤメの変種であることを確認し、論文を発表しました。

普通のアヤメに比べてやや小型で背丈の低いのが特徴です。
明治以降絶滅した考えられ「伝説のアヤメ」と呼ばれていたそう。
その後、地元で株が発見されて以来、北九州市戸畑区では、地域一体となり保存活動を続けています。

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5月21日(土) ふさふさ緑色のぬいぐるみ?
奥山です。

今年の春は肌寒い日も多かったのですが、いよいよ汗ばむ陽気の日が増えてきました。

そこで久しぶりのつくば植物園の昆虫の紹介です!

今日見かけた愛嬌たっぷりの毛虫。背中には新緑と同じ色のふさふさが!絵本作家の小山内龍さんはかつてこの毛虫に『ムギバタケ』と名付けたようですが、納得の出で立ちですね。

これはヒメヤママユというガの幼虫です。成虫もなかなか美しい姿をしています。これから間もなくこの幼虫はさなぎになり、秋までそのまま過ごすようです。

成虫の姿、見たいものです!

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5月20日(金) バラのアーチをくぐって
こんにちは。事務の松本です。

みなさま、2/28のブログでご紹介しました
バラをアーチに束ねるOさんを覚えていますでしょうか?

丹精込めた、バラ園のアーチが完成です!
ワイルド系と呼ばれるバラも花は可憐☆
バラ園はただいま色とりどり。
ほんのりいい香りが漂っています♪

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5月17日(火) クレマチスとテッセン
こんにちは。事務の松本です。

6/12まで公開のクレマチス園よりお届け☆
「クレマチス」と「テッセン」は同じもの?という質問をしばしば受けます。
分類学的には「クレマチス(Clematis)」は属(園芸品種を含む 約2800種類全体)を指すラテン語の学名で、和名のテッセン(鉄線)はこの中の1種(学名:Clematis florida)を指します。
つまりテッセンは学名にするとクレマチス家のフロリダさんで、クレマチス家は約2800種類の大家族です!

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5月14日(土) 白い花いろいろ
登録室のuです。

園内では白い花が目立っています。
ベスト3にも白いハクウンボク、ヒメウツギの一種がランクイン。
ほかにも、イワシモツケ(写真)、サワフタギ、カマツカ、
マルバウツギ、ハリエンジュなど。
濃くなってきた葉の緑とのコントラストが何ともすがすがしいです。

人気のヒトツバタゴ(ナンジャモンジャノキ)も見られます。
あっという間に散ってしまうものが多く、このはかなさが
いっそう美しさを感じさせるのかもしれません。

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5月13日(金) 黄色い花
こんにちは。
黄色い花に誘われがち、事務の松本です。
見つけました・・・!中央広場で、すてきなかたち☆
「サラセニア・フラバ」という食虫植物です。
中央広場では、露地栽培で食虫植物を何種類か展示しています。
とにかくかたちが、おもしろい。
花のくぼみは、送粉昆虫の通り道になっていて、ハチなどが通って受粉に一役かってるそう。

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5月12日(木) これが噂の!
こんにちは。事務の松本です。
奥山研究員の「専門はチャルメルソウです」という自己紹介以来
ずっと気になっていた植物、チャルメルソウ・・・教育棟で展示中です!
春の谷川では、チャルメルソウの仲間が花盛りだそう。
これは、まるで雪の結晶みたいな色と形の種類。
とても小さい花なので、横のルーペでじっくり見てください♪

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5月11日(水) 植物画がお好きな方はぜひ!
事務のIです。

5/11〜5/22の期間、研修展示館1階で植物画同好会の方々の
力作を展示しています。
大きいサイズの大作もあり、素晴らしい作品ばかりです。
ご覧にならないと損ですよ。

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5月10日(火) ひらり、ハンカチーフ
こんにちは。事務の松本です。
例年、GWに見ごろを迎えるハンカチノキ。
見たことがある方も、ない方も
年に1度のハンカチシーズンですよ。お見逃しなく!
風がふくと、ほんとうにたくさんのハンカチが揺れているように見える木。
色は新緑に映える、白。
晴れた5月の植物園は、屋外がおすすめ!!

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5月9日(月) クレマチス園公開中
こんにちは。事務の松本です。
5/3から始まりました、クレマチス園公開は6/12までです。
晴天が続き、次第に大輪系のものが咲き揃ってきました。
早咲き遅咲きとあるため、1200株一斉開花、花いっぱい!
にはならないのですが、
来るたびに、変化があるのがこの展示のおもしろさの1つです。
そして、種類が多い!
私、5回目のクレマチス園公開ですが、まだまだ発見がつきません。
個人的にお気に入りは、開花直前の花を見ることです。
この丸まったのが、きれいに開くのが不思議で不思議。

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5月3日(火) 青空カフェ オープンしました♪
3日間限定の青空カフェがオープンしました。
 ワッフルが美味しい”もっくんカフェ”さん。
 通好みの本格コーヒー”SUSHINE STATE ESPRESSO”さん。
 最近話題の超美味しい焼きいも”コトブキの壺”さん。

ハンカチノキ、シャクナゲ”太陽”、ハナミズキなど、見頃の植物を眺めながらぜひ
味わって下さい。
おすすめです!

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5月2日(月) 青空カフェがやってくる
こんにちは。
事務の松本です。
GWのご予定はみなさまいかがでしょうか?
5月3日〜5日の3日間、
中央広場は「青空カフェ」になります!
1年で1番、見所の多い屋外
新緑の中、コーヒーと軽食で
ゆったりと過ごしていただけたら幸いです。
ご来園おまちしております☆
詳しくはこちら

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