筑波実験植物園

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こんにちは植物園です

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5月29日(水) ジガバチ

こんにちは、スタッフの奥村です。

今日は園内でジガバチを見かけました。
どうやら、針で刺して動かなくなった獲物を巣に運ぼうとしているようです。

ジガバチは狩りをする蜂で、このイモムシの様な自分自身より大きな昆虫でも、お尻の針から出る毒液で仕留めることができます。
この毒液は麻酔の役割を果たすので、獲物は生きまま幼虫の餌としてジガバチの巣穴で保存されます。
地面に掘った巣穴の中に新鮮なままの獲物数匹を運び終えたジガバチは、巣穴にひとつだけ卵を産み付け、
巣穴の入口に蓋をするそうです。

産み付けられた卵は孵化すると、獲物を食べて大きくなり、10日ほどで羽化をして巣穴から出てくるということです。


小学生の頃に、『ファーブル昆虫記』を読んで、ジガバチのこの驚くべき生態に興奮し、
夏になると近所の砂場に出かけてはジガバチがいないか探して歩いた日々を思い出しました。

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5月23日(木) ホシザキユキノシタ


こんにちは、スタッフの奥村です。

植物園のホシザキユキノシタが咲き始めました。

ホシザキユキノシタは筑波山の固有植物で筑波実験植物園では筑波山の植物コーナー(区画H5)でご覧いただけます。

小さな可愛らしい花をよく見ると、名前の由来になった星形をしていることが分かります。
    
クレマチス園へ行くルートの途中から観察できますので、皆様ぜひご覧ください。

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5月17日(金) 企画展「琉球の植物」は今週末5/19(日)まで!
こんにちは、事務のIです。

ご好評いただいております企画展「琉球の植物」が、いよいよ今週末の5/19(日)で終了となります。

琉球の植物は小ぶりのものが多いですが、ひとつひとつよく観察すると、花びらの色や形、花のつきかたなど、どれも個性的で興味深いです。
「オキナワテイショウソウ」は、細い花びらの一枚一枚の先が同じ方向に少しだけくるんとカールしていて可愛らしいです。

18日(土)の展示案内(13:30〜14:00)は研究者が解説、ご案内いたします。
19日(日)の公開シンポジウム(13:00〜15:00)は専門家のお話しが聞ける絶好の機会です。

ぜひ、皆様のご来園をお待ちしております!

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5月12日(日) 企画展「琉球の植物」開催中!
こんにちは、事務のIです。

只今、企画展「琉球の植物」を開催中です。

研修展示館1階では、琉球列島の各地域に生きる植物の特長、植物の多様性についてパネルで詳しく解説し、
多目的温室では、琉球列島に生きる貴重な植物を多数展示しております。

関連イベントとして、18日(土)に展示案内(13:30〜14:00)、
19日(日)には公開シンポジウム(13:00〜15:00)がございます。
どちらも当日ご参加いただけますのでぜひご来園ください。
詳しくはホームページ「琉球の植物」をご欄ください。

開催期間は5月19(日)までとなっております。
皆さまのご来園をお待ちしております。

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5月7日(火) ゾウコンニャクが咲きました!
こんにちは、事務のIです。

4月29日5月3日にブログでお伝えしてきた「ゾウコンニャク」が咲きました!
整った姿形がなかなかの造形美です。

においは…、と、とても臭いです…。
例えるのは難しいのですが、臭さのレベルとしては真夏の生ゴミのような感じです。

見ごろはおそらく明後日までで、明日には仏炎苞が閉じ始めることが予想されます。
お早めにご覧ください!

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5月3日(金) 今日のゾウコンニャク
こんにちは。登録室のuです。
4/29のブログで紹介したゾウコンニャクが大きくなってきました。
高さ40cm、直径は20cmを超えています。
中央にでんと構えたかたまりは、あずき色でつやつやして、たとえようのない迫力です。
このかたまりのつけ根の方で、間もなく花が咲き始めます。
開花した時の臭いは強烈で、一度嗅いだら忘れられません!
同じ並びには、コンニャクの仲間を展示しています。
写真右上は、カラーやミズバショウを思わせるような、別種のコンニャクの花。
同じコンニャクでもずいぶん感じが違いますが、よく見ると、つくりは共通しています。
何とも不思議です。

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