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2014/5/8(木)

こゆうジャパンズ新入りメンバー紹介

植物研究部の海老原です。

植物忍者「こゆうジャパンズ」には2011年の固有植物展の際にもナビゲートをしてもらったのですが、実は今回新たにメンバーが2人、加わりました。

こゆうジャパンズ新入りメンバー あおい嬢(左)&とちゃるお(右)

しかも2人は夫婦忍者で、どちらも日本で著しく多様化を遂げた植物がモデルになっています。

トチノキ

まず、コチャルメルソウをモデルにした「ちゃるお」をご紹介します。「ちゃらお」ではありません、「ちゃるお」ですから名前を間違えないように。

チャルメルソウは奥山研究員の十八番ですから、私がここで紹介するまでもありません。既に4月24日の本ブログでも語ってくれていますし、これからも熱く語ってくれることでしょう。「ちゃるお」は気のせいか奥山研究員によく似ているようです…。

トチノキの果実

続いてオナガカンアオイをモデルにした「あおい嬢」です。

カンアオイは、とにかく日本固有種がやたらと多い植物です。地面すれすれに咲く目立たない花は通好みなところがありますが、その中でもオナガカンアオイは最も特徴的な花をつけます。宮崎県で発見されたこの珍奇な種は、特に園芸的に愛好されることもあって、絶滅の危機に瀕しています。

5月24日に開催されるシンポジウムには、このオナガカンアオイの発見者でもある南谷忠志氏を宮崎からお招きし。九州の固有種と希少種をご紹介いただく予定です。