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2014/5/16(金)

明日から始まります!!

植物研究部の海老原です。「日本固有の植物展」いよいよ明日オープンします。会期は9日間ですので、お見逃しなく。土曜・日曜には担当研究者による展示案内があります(申込み不要)。

展示会場は園内3箇所に分かれています。

第1会場(教育棟)

第1会場(教育棟):入園口のある建物です。コウヤマキとこゆうジャパンズが皆様をお出迎え。「固有植物を知る」コーナーでは、日本固有の植物についての基礎知識を身につけることができます。日本国内で固有植物の多い場所が一目でわかる立体地図「生物多様性地形図」も展示しています。 「カンアオイ手ぬぐい」他のオリジナルグッズを購入できるミュージアムショップもこちらにございます。

第2会場(多目的温室)

第2会場(多目的温室):中央広場を抜けてお進みいただくと、第2会場となる温室があります。一歩足を踏み入れると、40種もの日本固有カンアオイ属植物が目に入ります。右手にある「固有植物の仲間入りした種、日本固有でなくなった種」コーナーは、一見地味ですが、最近見つかったばかりの(あるいはまだ発表されていない)新種など、ここでしか見られない植物が並んでいます。

第2会場

さらに奥に足を踏み入れると、そこは「固有植物の森」。左右を見回しても、展示されている植物全てが日本固有種という類を見ない空間です。

第3会場

第3会場(研修展示館1階):お隣の建物の1階が第3会場、入ってまず目に入るのは雪解け直後の山に咲き誇る日本を代表する固有植物たち。コウヤマキと並んで日本を代表する植物であるシラネアオイは少々花の盛りを過ぎてしまいましたが、実はもっと珍しいのが隣で咲いている「オゼソウ」という植物。

第3会場

尾瀬と北海道の天塩地方の蛇紋岩地帯にしか生育していない1属1種の日本固有属です。現地以外ではまず見ることのできないオゼソウの花が筑波実験植物園で見られます!

第3会場

第3会場ではこれまでとは少し違った視点から日本固有の植物を紹介しています。 「'隠花植物'の固有種」コーナーでは、花の咲かない植物や菌類たちの固有種研究の現状を標本と共にご紹介。 「固有植物の危機」では絶滅危惧植物と固有種がどのような関係にあるのかを考えてみます。日本固有植物の脅威とも言われているとある動物も登場しますよ。