きのこ展2019 ~地下にもぐったふしぎなきのこたち~
場所:国立科学博物館筑波実験植物園
ツチグリ画像

2019/09/25(水)

『園内のきのこ、何とかがんばっています!』

みなさんこんにちは。きのこ展担当の保坂です。

当初は雨が心配されたきのこ展ですが、3連休も良い天気のまま終了しました。むしろ天気が良すぎて、きのこの発生が止まってしまった感じもします。でも大丈夫!きのこはしっかりと生えています。

園内きのこ案内の様子

週末の園内きのこ案内では、このように200名以上に囲まれながら解説を行いました。

林内には出始めのタマゴタケがちらほら。

タマゴタケ

まだカサが開ききっておらず、卵の状態の個体もあるので、週末にかけてさらに出てくれるのでは、と期待しています。

タマゴタケ

やはりタマゴタケはきのこ展でも1,2位を争う人気きのこです。同じテングタケ科として、その他にもウスキテングタケ、ドクツルタケ、テングタケ、イボテングタケ、フクロツルタケなど、多数のきのこが発生しています。

タマゴタケのようなテングタケ科のきのこだけでなく、ポルチーニの仲間であるイグチ科のきのこも多く見られるようになりました。例えば、こちらも出たての「ムラサキヤマドリタケ」。

ムラサキヤマドリタケ

その他、ヤマドリタケモドキなど、大型のイグチ類が多数発生中。今後の天気が良すぎるのがやや心配ですが、おそらくきのこがまったく生えていない、という状況にはならないと思います。

室内展示では、もちろんつくば周辺および全国からの野生きのこだけでなく、例年をはるかに上回る量の栽培きのこを展示中。大量のブナシメジやヒラタケは壮観です。

栽培きのこ

栽培きのこは若いつぼみのような状態から、数日間展示し続ける間に大きく成長する様子も見ることができます。

きのこ展スタッフが心をこめて維持管理している生きのこ達。ぜひきのこ展の会場でご覧ください。

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