筑波実験植物園

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こんにちは植物園です

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1月30日(金) 進化の目撃者
こんにちは。事務の松本です。
11月12日に登場した研修展示館入り口のキャベツが、丸くなってきました。

園内にはさまざまな生き物がいるので、葉は何者かが食しているようです。

「いま、われわれは、進化を見ているんだよ」と園長。

アブラナ科は他の生き物に食べられない工夫として、虫が嫌がる化学物質をからだに作っていますが、
キャベツを食べるモンシロチョウのように、その化学物質に負けない生き物が登場すると、他の生き物は食べられないものを食べることができ、有利になります。
ここで終わりではなく、今度はキャベツのほうが、モンショロチョウに負けないようにゆっくり変わりつつある?!かもしれないのです。


でも、植物が食べられないように、と工夫した苦味や辛味も、ヒトは美味しく食べてしまいます・・・ね!

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1月28日(水) 鳥ニュース
こんにちは。事務の松本です。
鳥の研究者、濱尾先生が「いまから、園内の鳥、いい時期なんですよ…!!!」と教えてくれました。

中央の芝の広場は結構鳥が見やすい「名所」だそう。
ハクセキレイ、セグロセキレイ、ムクドリなどがよくいますが、最近はツグミがよくいます。そのツグミはシベリアからわたってくる冬鳥で、クリーム色の眉と翼の赤茶色が目立ちます。木の上で果実を食べていることもありますが、虫をさがして地上にいることも多い鳥です。

この鳥はなぜか「トットットッ」と数歩進んでから、胸を張って「気をつけ!」の姿勢をとるのだそうです!かわいい…

「セキレイが尾を振る行動など、こういう鳥の何気ない行動の理由・意味は意外とわかっていません。気をつけ!は、スズメはどうしてやらないのかも不思議です」と濱尾先生。

ちょっと珍しいウソやトラツグミも園内で目撃情報があります。
教育棟の鳥情報はだいたい週1で更新していますので、園内に出る前にぜひチェックしてみてください。


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1月27日(火) 1月7日の続きの話
こんにちは。事務の松本です。

屋外植栽スタッフが1月7日にスギの伐採を行いました。

そのスギは、今、園内のベンチに生まれ変わろうとしています♪
こちらも屋外植栽スタッフ
組み立てて、かんなですべすべにして、もう少しで完成です!

座るのがたのしみです。どこに置いたかは、またお知らせします。

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1月26日(月) つくば蘭展準備中!
ご無沙汰しております。植物園の谷です。今年もよろしくお願いします。

準備温室の中で3/15から開催の『つくば蘭展』に向け生育具合を愛おしげに、一鉢一鉢眺めている姿を拝見し記念に1枚シャッターを切りました。
この陰の努力の賜物が『つくば蘭展』で一堂に会します。
是非、ご来園ください。これまで植物園で展示されたことのない蘭も今年は展示予定とのことです。
お楽しみに

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1月23日(金) 植物画の描き方
こんにちは、事務のIです。

毎年人気の「植物画の描き方講座」、今年も開催いたします。

例年この時期の描き方講座は一般の方を対象としておりましたが、
今回は小学生以上対象ですので、幅広い年齢の方にご参加
いただくことができます。

往復はがきで2/3までにお申し込みください。
お待ちしております!

詳細はこちら↓
http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2015/02botanical/

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1月14日(水) ビルの6階
こんにちは、事務のIです。

先日のスギの大木伐採に続き、今度はシラカシです。

上から切り落とす木の枝も太く、屋外班の方々が運ぶ作業も
大変です。

今回の高さは約20メートル、ビルの6階くらいでしょうか。

上空の寒気にさらされながら、
片手でチェーンソーを持つ体力も限界に達し、
完全に切り倒すのは次の休園日に持越しだそうです。

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1月10日(土) 足跡
こんにちは!登録・学習展示室の永田です。今年もよろしくお願いします。

見てください!水生植物区の木道下、クッキリと様々な生き物の足跡を発見!

「コレ!アオサギじゃない?」
「こっちはウサギみたいよ!細長いしぃ~」
「やだぁ〜これ見て!イノシシよね!」
「エッ??イノシシ?」
「濱尾先生と川田先生に見てもらおうよ!」

園整備中の女子3名、個々の想像は膨らみ、いろんな動物名が飛び交い足跡だけでテンション↑↑状態に。

人間のいない静まり返った園内で、どこからともなく動物たちが集まってきて、新年会を催したのでしょう。

冬の植物園の楽しみ方のひとつとして、植物だけじゃない発見!も加えてもらうと嬉しいなぁ〜と思ったのでした。

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1月7日(水) ビルの5階
こんにちは。
事務のIです。

シダ園のスギの上方に人発見。
屋外班の二階堂さんです。

10年後を見据えた光環境改善のために
スギを伐採するところです。

ただ根元から切っただけでは
倒した時に周りの木にひっかかって
面倒な事態になってしまうので
先に上の幹をある程度落とすのだそうです。

高さは約17メートル。
ビルの5階くらいしょうか。
下から見上げるとあまりにも高く遠い・・・。
職人の仕事がそこにあったのでした。

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1月6日(火) 真冬のオススメ!カンアオイ
こんにちは、研究員の奥山です。

お待たせしました。いよいよ本日より筑波実験植物園、開園です。
真冬の植物園は、なんだか花も少なくて寂しそう、と思われるかもしれませんが、逆に今しか見られない珍しい花もたくさんあります。

そんな筑波実験植物園のとっておきコレクションの中でも、僕のオススメはこちら。絶滅危惧植物温室で展示中の、色んな種類のカンアオイです。カンアオイの仲間は日本になんと50種以上、しかもその半数くらいが南西諸島にあって、真冬に見ごろを迎えます。そんな植物たちを、年末年始のお休みの間も植物園スタッフは丁寧に世話しています。その努力が実り、この冬は特に見事な花を咲かせています。

なかなか見る機会の少ない不思議な花、ぜひ見にいらして下さい!
(写真上:ヤクシマアオイ【屋久島原産】、写真下:フジノカンアオイ【奄美大島原産】)

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1月2日(金) ラフレシア!
皆さま、新年明けましておめでとうございます。
研究員の奥山です。

個人的なことで恐縮なのですが、昨年一番心に残ったこと、それは、憧れの地ボルネオを夫婦で旅したことでした。

何を隠そう、僕が植物学の道を志したのは、1997年に(僕が高校生の時でした)不幸な事故で亡くなった京都大学元教授、井上民二先生の著書、「生命の宝庫・熱帯雨林」に感銘を受けたからでした。そこに書かれていたボルネオ島での不思議な花と昆虫の関係の数々、そして井上先生の研究の話は、今もずっと憧れです。

そしてついに訪れることが出来たボルネオ、あのラフレシアの花にも出会うことが出来たのです!

写真は厳重に保護されていて近寄れないラフレシアの花の匂いを、即席でこしらえた紙の筒で必死に嗅ごうとしているところです。この体験も、そのうち植物園の展示に生かしたいと考えていますのでお楽しみに!

それでは本年もよろしくお願い致します。


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1月1日(木) A HAPPY NEW YEAR!!!
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こんにちは。植物園です。
あけましておめでとうございます。
☆1月6日から開園いたします☆
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2015年の最初を飾るのは「登録・学習展示室」のみなさんです。
企画展示、学習支援、園案内、植物登録、ラベル作成
毎週更新「みごろの植物」作成、開花調査…などなど
植物園のいろーんなことを担当しているスタッフです。

今日の衣装は、真冬の開花調査スタイルで!
本年もよろしくおねがいいたします〜

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