国立科学博物館筑波実験植物園では、世界最大の「花」といわれるショクダイオオコンニャクが今月下旬に開花します。世界でも開花がまれで、しかも咲いて2日目にはしおれてしまうことから、花を見るチャンスはめったにありません。開花までの成長のようすも見どころで、毎日の姿をホームページで公開します。

ショクダイオオコンニャク
[Amorphophallus titanum]
インドネシア・スマトラ島の限られた場所に生える、サトイモ科の絶滅危惧種。巨大な花の集まり(花序)は高さ3m直径1m以上にもなり、世界でもっとも大きい花序をつける植物です。また死体のような強烈な臭いを放ち、世界でもっとも醜い花とも呼ばれます。ギネスブックで認定された世界最大の記録は高さ3.1mで、今回どこまで大きくなるかが注目されます。
[写真提供:東京大学理学系研究科附属植物園]
ショクダイオオコンニャク成長日記

2012年5月30日(水) 9:00撮影

本日200cm。昨日とあまり変わりがありません。そしてまだ倒れません!

昨日は「コンニャクの日」だったそう。もしかしたら、そのせいで一日乗り切ったのでは説もささやかれています。

あの日(5/25)の実物大ショクダイオオコンニャクパネルも展示中。「次に咲くのはいつですか?」とのお問合せについて。コンニャクイモが花が咲く大きさになってからはおよそ7年に1度咲くと言われています。(当園のものは19年で開花)