国立科学博物館筑波実験植物園では、世界最大の「花」といわれるショクダイオオコンニャクが今月下旬に開花します。世界でも開花がまれで、しかも咲いて2日目にはしおれてしまうことから、花を見るチャンスはめったにありません。開花までの成長のようすも見どころで、毎日の姿をホームページで公開します。

ショクダイオオコンニャク
[Amorphophallus titanum]
インドネシア・スマトラ島の限られた場所に生える、サトイモ科の絶滅危惧種。巨大な花の集まり(花序)は高さ3m直径1m以上にもなり、世界でもっとも大きい花序をつける植物です。また死体のような強烈な臭いを放ち、世界でもっとも醜い花とも呼ばれます。ギネスブックで認定された世界最大の記録は高さ3.1mで、今回どこまで大きくなるかが注目されます。
[写真提供:東京大学理学系研究科附属植物園]
ショクダイオオコンニャク成長日記

2012年6月1日(金) 9:00撮影

5月31日午後4時20分から4時30分頃,温室担当者がちょうど不在の10分間くらいの間に倒れてしまったようです。閉園間際でお客様がいらっしゃらなくなってから、パタンと。インターバル撮影のカメラはきっと瞬間をとらえているはず!

6月1日朝です。受粉が成功しているかどうか…もう少し期待を抱いて観察したいところ。

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