コンニャク日記 リンク リンク
国立科学博物館筑波実験植物園世界最大級の「花」といわれるショクダイオオコンニャクが2012年、2014年、2016年、2018年と開花しました。世界でも開花がまれで、しかも咲いて2日目には閉じ始めることから、花を見るチャンスはめったにありません。これまでの開花までの成長のようすや開花した姿をぜひごらんください。

ショクダイオオコンニャク
[Amorphophallus titanum]

ショクダイオオコンニャク
インドネシア・スマトラ島の限られた場所に生える、サトイモ科の希少植物。世界最大級といわれる「花」(1つの花のように見えますが、小さな花が集まった花序です。このように、花序全体がまとまって1つの花のように見えるものは「偽花」と呼ばれます)は、高さ3m直径1m以上にもなります。また腐った肉のような強烈な臭いを放ち、世界でもっとも醜い花とも呼ばれます。ギネスブックで認定された世界最大の記録は高さ3.1mで、今回どこまで大きくなるかが注目されます。
[2012年5月25日18時30分の様子]

始めはこんな姿でした

ショクダイオオコンニャク2018
2018年5月14日(月)撮影

ショクダイオオコンニャク2016
2016年7月6日(水)撮影

ショクダイオオコンニャク2014
2014年4月23日(水)撮影

ショクダイオオコンニャク2012
2012年3月16日(金)撮影
ショクダイオオコンニャク成長日記

コンニャク日記 7月の成長のようす

2018年7月2日(月)撮影

付属体はくったりと地面に倒れ、仏炎苞もくしゃりと萎んでいます。
花の命は短く、しだいに枯れていく姿は侘しいものです。 けれど、花が倒れてから、およそ3ヶ月後には新しい葉が出てくる予定です。
大きな花を咲かせたショクダイオオコンニャク、じつは葉も大きく、4メートルを超える大きさとなり、たいへん見ものです。
花が終わり、次の葉のサイクルにつながっていくことに、自然の営みの豊かさを感じます。

2018年7月5日(木)撮影



コンニャクは全体的にますます萎んでいきます。
寂しさを感じますね。

さて、今回、付属体を切り開いて中身が見える状態に!

付属体の内部はたくさんの細い繊維でできていてヘチマのたわしのような感じです。
中身がなくスカスカなのは不思議な感じがしましたが、付属体の機能を考えれば、なるほど納得です。

付属体には臭いを遠くまで拡散させて花粉を運んでもらう虫を集める役わりがあります。 そのため花の付け根で熱を作って、付属体全体を38℃くらいまであたためて、付属体表面についているにおいの元となる物質を空気中に拡散させる仕組みになっているのです。

この機能を発揮するには、付属体の内部は水分の多い細胞がびっしり詰まっているのではなく、スポンジ状の方があたたまった空気を効率良く上昇させることができるのだそうです。

6月26日開花しました!

次の記事へ前の記事へ