水草展2021ブログ

2021/8/4(水)

つくばの外来水草

水草展に初参加となります、筑波大学一年の荒木です。
以前から趣味として魚類の飼育や水草の栽培をしていましたが、数ヶ月前につくばに引っ越して来てからは自転車で駆け回って水草を採集しています。

今回の水草展のテーマは「旅」ですが、私が野外で見かける水草にも人の手を借りてつくばにやって来た外来種があります。これらの中には在来の水草を脅かすものもあり、問題となっています。
そんな外来水草の一部をご紹介します。

アマゾントチカガミ

アマゾンフロッグビットという名で流通する南米原産の浮遊植物です。霞ヶ浦では例年大量に発生しますが、別のポイントで新たに放流されたとみられるものも確認しました。凄い勢いで増殖して、あっという間に水面を覆い尽くしてしまいます。

ナガバオモダカ

北米原産のオモダカに近縁な水草です。ホームセンターなどでよく販売されています。ランナーを伸ばしてどんどん増える強靭な植物です。沈水するとテープ状の葉を出します。

アメリカキカシグサ

北米原産のキカシグサに近縁な水草です。近年つくばで急速に分布域を拡大しており、群生して在来の水草を覆い尽くしている光景がしばしば観察されます。

このように、一般的に販売されている水草も帰化しています。また、オオフサモのようにかつては流通していたものの、日本に帰化して侵略性が問題となったために特定外来生物に指定されて栽培が禁止されてしまった種もあります。

水草からすれば、人に連れてこられただけで罪はありません。だからこそ、生物多様性の保全のためにも、美しい水草を楽しみ続けるためにも、栽培している水草の流出や帰化した水草の拡散には気をつけたいものです。

この他にも外来水草を展示するので、ぜひご覧になってつくばの水辺環境の現状を見て頂ければと思います。